小野、念願の初得点が決勝点に! WSW、ホームで快勝

小野伸二の所属するウエスタン・シドニー・ワンダラーズ(以下、WSW)は12月9日、ホームのパラマッタ・スタジアムでブリスベン・ロア(以下、ロア)と対戦した。今シーズン、リーグ3連覇を狙うロアには、J2の京都サンガからAリーグのシーズン終了までの期限付きで移籍してきた19歳の若きDF高橋祐治が所属しており、出場の機会を虎視眈々と狙っている。当日、スタジアムには日本人対決の実現を目にしようと数多くの日本人サポーターが訪れた。観客動員数は6,755人。

■関連動画
ウエスタン・シドニー・ワンダラーズ vs ブリスベン・ロア、試合ハイライト
※動画の最初に30秒ほどのCMが流れます

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移籍後の全記事はこちら「【特集】小野伸二、活躍の軌跡」

※本記事記事最下段に小野選手のインタビューも掲載しているのでそちらもご覧下さい。

後半終了間際の緊迫した空気の中、落ち着いて決めた(Photo: Richard Luan)

オーストラリア代表(サッカルーズ)召集のため、通常のシフトではボランチの位置にいるアーロン・ムーイ不在で戦うことになったWSWだが、開始1分を待たずにシュートを放つなど幸先のよいスタートを切った。開始7分には3試合ぶりにチームに戻ってきたオランダ出身の攻撃的MFユースフ・ヘルシが豪快なミドル・シュート。惜しくもポストにはじかれるが、積極的なプレーに流れは早い段階でワンダラーズに傾いた。

しかし、いい流れの中でも決めきれないのがここ数試合のワンダラーズのお決まりのパターン。その後、19分、25分に小野も2本のシュートを放つがどちらもゴール・ネットを揺らすことはなく0-0のまま前半を折り返す。

そして迎えた後半。複数のイエロー・カードが行きかう荒れた展開のなか、しばらく試合はこう着状態に陥る。終盤まで試合は動かず、このままドローで終わるのかというムードが漂う中84分。小野がドリブルでDFをかわし、絶妙な位置からシュートを放つ。惜しくも右に外れるが、このプレーがチームの活力を呼び醒ます。続く85分、途中出場、クロアチア出身の長身CFディノ・クレシンガーが果敢にペナルティ・エリア内に侵入、倒されPKを獲得。観衆が見守る中、小野が落ち着いてゴールを決め、1-0。

小野の移籍後初ゴールに沸く中、ロアは王者の貫禄を見せ付けるべく、最後の猛攻を繰り出す。アディショナル・タイムを含め、わずか5分の間に数本のシュートを放ち、うち2本はポストを急襲。87分にはロアの高橋祐治もピッチに立ち、少ない時間ながら日本人対決が実現するなど、最後まで目の離せないゲームとなったが、試合はそのままワンダラーズが逃げ切り、ホーム2勝目を飾った。

■小野伸二、試合後インタビュー

──ついに念願の初ゴール、そしてそれが決勝点にもなりました。
「(PKでのゴールでしたが)どのような形であれ、点を取れたということはうれしく思います。決勝点にもなりましたし、チームの皆が激しく戦っている中で、点が取れて非常に嬉しかったです」

──その前の小野選手の積極的なプレーかがあそこに結実したという感じがしました。
「試合前から監督が、今日はペナルティあるからと言っていたのでそういった意味でも準備はしていました。ただ、前半に1本、後半にも1本、自分の中でいいチャンスがあったので、そのあたりをきっちりと決め、チームをもっと楽にできればいいなと思います」

──PKのプレッシャーはありましたか。
「日本にいた時、最後PKを外している経験もあったからか、ここではそれほどプレッシャーがかからず、自分が思った方向に蹴れました」

──王者ロアに2連勝ですね。
「やっていても非常にいいチームだなと思います。ただ、向こうも僕らに対してやりづらさを感じているのではないかなと思っていますし、ホーム&アウェイと2戦連続で勝ったというのは自信にもなります。今日のこの勝ちを機に、来週のシドニー・ダービーに向けてやっていきたいと思います」

(Photo: Richard Luan)

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