NSW州中北部海岸でシドニーのサーファー死亡

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サメに襲われ、太もも噛まれて出血多量

 NSW州中北部海岸でシドニー出身のサーファーがサメを目撃、他のサーファーに危険を知らせようとしたが、サメに襲われ、出血多量で死亡した。

 5月18日付ABC放送(電子版)が伝えた。

 亡くなったのはシドニー都市圏ノーザン・ビーチーズ出身の59歳の男性。ニューカッスル市の北方、タンカリー・ビーチでのできごとで地元民はショックを受けている。

 地元サーフ・ライフ・セービング支部のメンバーは、「このあたりでサメに襲われる事故が過去にあったかどうか思い出せない」と語っている。

 同日、午前11時20分頃、男性がサメに襲われ、噛まれたとの通報があり、救急隊が現場に駆けつけた。警察発表によると、男性は右太ももに重傷を負っており、既に危険な状態だった。救急隊員が男性を引き上げ、蘇生術を施したが男性は息を吹き返さなかった。

 地元ライフセーバーによると、男性は仲間とタンカリーに滞在し、サーフィンをしていたとのことで、クリストファー・シルト警視は、「男性はサメを目撃しており、他のサーファーに危険を知らせようとしていた時にそのサメに襲われている。男性がサメに襲われると、仲間が男性を岸にまで引き上げた」と発表している。

 NSW州第一次産業省の科学技官が男性の傷口の写真を分析し、「おそらく4.5mほどのホオジロザメだろう」と発表している。

 同地域の地方自治体、ミッドコースト・カウンシルは、この事故を受けてブラック・ヘッドからフォースターのワン・マイルまでを最低24時間遊泳禁止にした。

 シルト警視は、「この海域で目撃されるサメはせいぜい3mどまりだ。第一次産業省とも連絡を取り、技官がこちらにやって来るところだ。彼らはサメの種などを突き止められるだろう。サーフボードにも傷があるから、どの種のサメかは分かると思う」と語っている。

 タンカリー・ビーチではSMARTドラムラインも備えられている。一方ライフセーバーは今後2,3日はタンカリー・ビーチ周辺でドローンを飛ばして空から監視すると発表している。
■ソース
Surfer killed in shark attack on NSW Mid-North Coast tried to warn others of danger

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