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シドニー西部の公立小学校教室の80%がプレハブ

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保護者は至急校舎の改善を要求

 シドニー都市圏西部の公立小学校で教室の80%が未だにプレハブで、昼食時には500人の学童がたった10室しかないトイレに列を作ってならばなければならない状態が放置されている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 この小学校はパラマッタ・イースト・パブリック・スクールで、学童の保護者らは、「近隣の学区のパラマッタ・パブリック・スクールは完全に建て替えられ、かなり大幅に拡張されたのに、イーストは完全に無視されている」と苦情を訴えている。

 紙とオンラインの双方で改善を訴える署名陳情を始めた保護者のリンダ・カさんは、「煉瓦造り5棟に21棟のプレハブ校舎で、しかも毎年3棟から4棟のプレハブ校舎が建つ」と訴えており、署名はこれまでに1,400人近く集まっている。

 さらに、「これまで何の改善もなかったし、これからの計画もない。トイレ問題はずっと続いており、まったく処置なしだ。今年にすでに2回トイレが詰まって使えなくなる故障が起きており、学童はホールにある3つのトイレを使わされた。署名を集め始めて48時間で400人分が集まった。ほとんどの保護者が問題を感じている証拠だ」と語っている。

 パラマッタ・イースト小学校は、2008年には269人だった学童数が2018年には529人に達している。また、隣の学区のパラマッタ小学校は、2018年までの10年で123%増えており、この2つの学校でパラマッタ地域の人口急増加に対応する状態が続いている。

 パラマッタ選出のジェフ・リー州議会議員は、「現在のところ、パラマッタ・イースト小学校の校舎建設工事などはまったく予定にないが、トイレの問題については州教育省が検討する」と語っている。

 NSW州政府は6,100棟のプレハブ校舎を備蓄しており、2020年まではすべて学校に配備される上、2030年までにはさらに5800棟が必要になると見込まれている。
■ソース
Sydney school ’80 per cent demountables’ as parents call for urgent upgrade

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