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オーストラリア人受刑者5人、インドネシアから20年ぶりに帰国 麻薬密輸「バリ・ナイン」のメンバー

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主犯格2人は10年前に死刑執行

 オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相は15日、麻薬密輸の罪で有罪判決を受けて隣国インドネシアで服役していたオーストラリア国籍の受刑者5人が帰国したと発表した。5人が母国の土を踏むのは2005年の密輸事件以来約20年ぶり。

 10月に就任したインドネシアのプラボウォ・スビアント大統領が、人道的見地から受刑者の移送を求めていたオーストラリア政府の要請に応じ、クリスマス直前の帰国が実現した。

 帰国したのは、05年4月にインドネシアからオーストラリアに8.3キロのヘロインを密輸しようとしてバリ島のデンパサール空港で逮捕された後、有罪判決を受けた9人組、通称「バリ・ナイン」のメンバー5人。終身刑が確定して服役中だった。

 9人のうち主犯格の2人は、15年に死刑が執行されていた。禁錮20年の判決を受けた1人は減刑となり18年に釈放。もう1人は24年に服役中に病死していた。

 アルバニージー首相は声明で、「オーストラリアはインドネシアの主権と法的手続きを尊重し、この問題をめぐるインドネシアの思いやりのある配慮に感謝する」と延べ、プラボウォ大統領の判断に謝意を示した。

■ソース

Statement on the return home of five Australians(Prime Minister of Australia)

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