シドニーでは220豪セント前後の高水準に

米・イスラエルによるイラン攻撃を受けたホルムズ海峡の事実上の封鎖の影響で、オーストラリアではガソリンの小売価格が急上昇している。このところ再燃しているインフレに油を注いでいる。
オーストラリア・ガソリン研究所(AIP)によると、攻撃直後の3月1日〜8日の週の小売価格は、全国平均で1リットル当たり198豪セント(約220円)と前週と比べて17豪セント上昇した。
特に大都市圏の上昇が目立っている。東部シドニーは211.1豪セントと29.7豪セント、南部メルボルンは208.8豪セントと13.6豪セント、北東部ブリスベンは211.1豪セントと9.5豪セント、それぞれ前週比で上昇した。

今週に入ってからも上昇は続いていて、シドニーでは1リットル220豪セント前後の水準で推移している。
ニューサウスウェールズ州が運営するガソリン価格比較サイト「フュールチェック」によると、日本人在住者が多いシドニー北郊クロウズネストにある「アンポル」の給油所では、11日午後の時点で、エタノール10%を含むオクタン価91のレギュラーガソリンが1リットル当たり217.9豪セント、同91のレギュラーガソリンが219.9豪セント、同98のプレミアム(ハイオク)ガソリンが244.9豪セントとなっている。
原油の指標価格は乱高下している
国際価格の指標となるブレント原油先物は9日、一時1バレル100米ドルを突破した後、急落した。トランプ米大統領が戦争の見通しについてコメントするたびに、市況は乱高下している。原油価格は最大で1バレル150米ドルまで上昇するとの見方(公共放送ABC)も出ている。
オーストラリアは液体燃料の9割を輸入に頼る。「今のうちに満タンにしておこう」。そう考えるドライバーたちが各地の給油所に列を作っている。近い将来の供給不安を見据えた需要の急増が、小売価格を押し上げていると見られる。
◼️ソース
Weekly Petrol Prices Report – Week Ending 8 March 2026(Australian Institute of Petrol)
Petrol prices leap to national average of 198 cents per litre, new data shows(ABC News)