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いくら乗っても1日最大9.20豪ドル ビクトリア州内の公営鉄道

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3月31日から実施 地方経済の活性化に期待

ビクトリア州営鉄道「Vライン」の車両。3月から運賃の上限が設けられ、州内の長距離鉄道旅行が大幅に安くなる(Photo: V/Line)

 オーストラリア第2の都市、メルボルンと州内の地方都市を結ぶビクトリア(VIC)州営の鉄道「Vライン」の運賃が、3月31日から事実上、大幅に値下げされる。公共放送ABC(電子版)が伝えている。

 州内の運賃の上限を1日最大9.20豪ドルとするため、現時点で最大片道46豪ドル(往復92豪ドル)かかっている運賃が安くなる。メルボルン市内では1日の運賃の上限が既に9.20豪ドルとなっており、これを州内全域に拡大する。

 地方鉄道網の運賃上限導入は、地元ビクトリア(VIC)州与党の労働党が昨年11月の州議会選挙で公約していた。選挙で再選を果たしたことから、3月に施行する運びとなった。

 Vラインが2007年に運賃を20%値下げした際、乗客が急増した経緯がある。今回も鉄道利用者の増加に寄与するのではないかと期待されている。

 同州南部の地方都市バララットの公共交通利用者協会委員長を務めるベン・レバー氏はABCに「Vラインはこれまで自動車との競争に負けていた。(運賃の上限導入は)メルボルンから地方への旅行需要を飛躍的に高めるだろう」と述べた。

 また、同州南西部ワーナンブールのデビー・アーノット市長は「地元の観光業にとって素晴らしい追い風になる。メルボルンの病院に通う人にとっても大きなメリットがある」と指摘した。

■ソース
Cheaper V/Line fares for regional Victoria to come into effect late March(ABC News)

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