オーストラリア郵便、ホルゲートCEO停職命令

お手盛り高給やカルチェの腕時計の褒賞

 国家持ち株企業のオーストラリア郵便は郵便局で文具や玩具も販売し、局員を減らし、さらに郵便を1日おきの配達にし、コロナウイルスで発生した小包の滞貨をさばくために一般局員にはボランティアで超過勤務を要請するなどしているが、一方で、国民労働者の賃金上昇率が停滞している時期に役員には高額の報酬をお手盛りするなど国民の感情を逆なでする行為が続いている。

 10月22日には、2018年にオーストラリア郵便と複数の銀行の間で有利な取引を成立させた褒賞として3人の役員に1台$3,000のカルチェの腕時計を贈っていたことが明らかにされた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 クリスティン・ホルゲートCEOは、「どういういきさつで褒賞として腕時計を買ったのか記憶にない」と証言しているが、ポール・フレッチャー連邦通信相は、オーストラリア郵便に対する調査を命じた上、ホルゲートCEOには調査が済むまでの停職を命じた。

 連邦議会上院予算委員会でオーストラリア郵便幹部の行動に対する審理が進められており、前線の一般郵便労働者には2020年度に1人あたりわずか$600の「感謝の賞与」が与えられている。

 フレッチャー大臣は、「予算委員会で明らかにされたオーストラリア郵便経営の実態を聞いてショックを受けている。オーストラリア郵便会長には、予算委員会の調査に全面的に協力するよう要求しておいた。また、CEOには調査中は職から離れているよう指示した」と述べている。

 高価な腕時計は、役員3人がコモンウェルス銀行、ウェストパック、NABと契約を取り付け、この3行の銀行窓口業務を郵便局で代行できるようになったことに対して贈られた。

 スコット・モリソン連邦首相は、「オーストラリア郵便幹部の行動を聞いて不愉快に思っている。その褒賞の時計というのも恥さらしな話だ。連邦政府は国民を代表してオーストラリア郵便株主になっている。CEOは調査中の停職を命じられている。彼女が停職する意思がないならやめてもらっても結構だ」と語った。

 10月22日、ホルゲートCEOは、増加が見込まれるクリスマス・シーズンの郵便物をさばくため5,000人を臨時雇いすると発表している。
■ソース
Australia Post facing investigation after executives given $3k Cartier watches for securing deal with banks

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