NSW州、海外留学生には特別隔離制度適用も

コロナウイルス渡航規制が続く時期の大学支援策

 海外からの渡航が極端に制限されている状況が1年続いており、海外からの留学生は渡航制限時にオーストラリア滞在を決めた留学生以外は原則として新しく入学することができない状態になっている。そのため、大学の新留学生の学費収入が途絶えている。大学は財源の一部をこの海外留学生の100%自己負担学費に負っている。NSW州は大学救済の措置として、海外留学生専用の隔離宿泊施設を計画している。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 さらに、NSW州政府は、連邦政府が海外留学生の大学復帰渡航を認めるよう期待している。

 NSW州財務省は、「海外留学生がなるべく早く大学に復帰することは教育部門の雇用を確保する上で重要だ」として、業者からの参加表明を呼びかけており、募集期間は4月12日に終わる。

 業界筋は、「2週間あたり600床の宿泊施設が可能として、NSW州政府の計画では7,000人程度の留学生の大学復帰が可能になる」と計算している。

 NSW州政府は、シドニー都心部または周辺地区に留学生専用宿泊施設を提供できる業者を募集し、海外から渡ってきた留学生を従来の隔離ホテルの代わりにその宿泊施設で2週間隔離することになる。

 NSW州政府のドミニク・ペロテット財相は、「現在は、オーストラリアへの帰国を希望している海外在住オーストラリア国民の枠を減らすことなく、海外留学生をオーストラリアに呼び寄せるために何ができるかを検討する段階だ。NSW州は海外からの渡航者・帰国者を毎週3,000人引き受けており、国内では最大だ」と語っている。

 シドニーのある大学の広報担当者は、「NSW州に留学生を復帰させ、あるいは新たに募集するための努力が払われていることを心強く思う。海外留学生が安全に大学に復帰できるようにすることがコロナウイルス・パンデミックに打撃を受けたオーストラリア経済を立て直すため、大学を支援する上で重要なことだと考えている」と述べている。
■ソース
International students to get alternate quarantine in NSW plan to boost unis

    日豪プレス キレイになろう特集 テイクアウェイ特集2020

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