連邦首相、年内の国民全員への予防接種断念

アストラゼネカ・ワクチンの年齢制限たたる

 4月11日、スコット・モリソン連邦首相は、「現在、コロナウイルス・ワクチンを取り巻く状況が不明確になっており、2021年内に国内の希望者全員に予防接種をすることは難しくなった」と語った。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 また、「予防接種の日程目標を立てない」と発表している。

 4月8日、国内医学専門家パネルは、連邦政府に、「アストラゼネカ・ワクチンは、低年齢層にごくまれながら血栓症を引き起こす可能性があるため、50歳未満にはなるべく使わないよう」勧告した。

 アストラゼネカ・ワクチンに代わって、50歳未満にはアメリカのファイザー・ワクチンが勧められており、連邦政府は新たに2,000万用量のファイザー・ワクチンを追加注文したが、納入はまだ先になる。そのため、50歳未満の国民はファイザー・ワクチンを待つか、早めにアストラゼネカ・ワクチンを受けるかの選択肢ができた。また、医学専門家も、「アストラ・ゼネカ・ワクチンの50歳未満不使用勧告は禁止ではない」としている。

 4月11日、ダン・ティーハン貿易相は、「現在の連邦政府の希望は、年内にすべてのオーストアラリア人に対して、予防接種を済ませることだ」と語っているが、血栓症問題が起きる前でさえ、コロナウイルス・ワクチンの接種日程はことごとくはずれてきた。

 当初、2021年10月末までに国内のすべての成人2,000万人に2回の接種を済ませるとしていたが、「10月末までに1回は済ませる」に変わった。ファイザー・ワクチンの注文量は4,000万用量にのぼるが、これまでに納入されているのは100万用量に過ぎず、これからも少量ずつしか入ってくる見こみはない。アストラゼネカ5,600万用量がオーストラリアのワクチン戦略の柱だっただけに今やその目標も困難になっている。

 グレッグ・ハント保健相は、「70億ドルをかけたワクチン戦略で1億7,000万用量を確保している。全国民に何度も接種できる量だ」と語っている。
■ソース
Scott Morrison abandons target to have all Australians vaccinated against COVID-19 by the end of the year

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