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東京直行便を倍増、10月末から週28便へ カンタス航空、国際線合計100万席増やす

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シドニー−羽田は1日2便に メルボルン、ブリスベン発も増便するが到着が成田に変わり不便に

国際線の供給能力の回復を急ぐ(Photo: Qantas)

 オーストラリアの航空最大手カンタス航空は19日、オーストラリア人の訪日需要が急回復している日本線をはじめ、国際線を大幅に増便すると発表した。今年10月後半以降、国際線の供給座席数を現時点と比べて合計100万席増やす計画だ。

 日本線は10月26日から、現在3ルートある東京行き直行便を1日4便に増やし、現状の週14便を28便に倍増させる。シドニー−羽田直行便は、現行の1日1便から2便に増やす。メルボルン発直行便は1日1便(現行週4便)に増やすが、到着地を現行の羽田から成田に変更する。ブリスベン発直行便も1日1便(同週3便)運航し、羽田から成田に変える。

 このほか、アジア諸国や米国、太平洋諸国などを中心に増便を進める。例えば、シンガポール線は、メルボルン発を週14便(現行10便)、シドニー発を同15便(同14便)に増便(いずれも来年3月31日以降)する。メルボルン−ロサンゼルス線は、週9便(同7便)に増便するとともに、大型機の「エアバスA380」を増やして供給座席数を約60%拡大する。





 増便で必要となる機材については、コロナ禍で休眠していたA380を順次復帰させているほか、「ボーイング787ドリームライナー」3機も5月から6月にかけて新たに調達する。提携先のフィンランドの航空大手「フィンエアー」の手も借り、2機のA330の運航を委託する。

 一連の増便策により、カンタスはグループ全体の国際線の供給座席数を24年3月までにコロナ禍前の水準を100%回復させるとしている。

 カンタスのアラン・ジョイス最高経営責任者(CEO)は声明で次のように述べた。

「世界の航空会社は(コロナ後の)需要に見合った供給能力を回復させようとしていますが、国際線の需要に対して供給が依然として不足しています。しかし、私たちの新しい787が加わり、フィンエアーとの提携も始まることで、より多くの機材を飛ばして、顧客により多くの座席を提供できるようになります」

■ソース

QANTAS BOOSTS INTERNATIONAL NETWORK: RESTORING CAPACITY, ADDING MORE AIRCRAFT, LAUNCHING NEW ROUTES(Qantas News Room)





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