自分に何かあったらスーパーのお金はどうなるの?

FPキョウコの
暮らしに役立つパーソナル・ファイナンス講座
オーストラリア生活に役立つお金の知識をファイナンシャル・プランナー(FP)吉住京子氏が解説。

第29回:自分に何かあったらスーパーのお金はどうなるの?

スーパーアニュエーション(以下、スーパー)やスーパーで加入している生命保険、自分に万が一のことがあった時にはどうなるんですか?という質問を受けました。

万が一のことがあればDeath benefit(死亡給付金)として渡されます。スーパーは自分のお金ですが、Trustee(管財人)が管理しています。管財人はあなたのお金の管理を任されているので、万が一のことがあれば「誰にスーパーのお金を渡すべきなのか」という最終決定を下します。

スーパーのルールは他の資産と少し違い、受取人になれるのは相互関係がある配偶者、パートナーや子ども、そして法定代理人・相続人です。親密な個人的関係があったり、一緒に住んでいる人、金銭的サポートもしくは家庭でのサポートやパーソナル・ケアを与えている人も含まれます。スーパーはメンバーとその家族を退職後、また死後にサポートするという目的があります。ですから「相互関係があったのか」ということが重要視されます。

このような方にはBinding nomination(拘束力のある任命)をして、管財人に「この人に渡してください」と念押しすることができます。スーパーの会社によっては3年ごとに更新しないとNon-binding nomination(非結合任命)になることもあるので要注意です。

一方、金銭的相互関係がない友人や日本の親戚などに渡したい場合はNon-binding nominationやPreferred nomination(好適任命)として渡してほしいという意思を伝えることは可能ですが、最終的には管財人の決定に任せることになります。もし家族構成が変わると分かっている場合や、パートナーと別れる可能性がある場合はNonbinding nominationにしておくと良いでしょう。

誰も任命していない場合、管財人が誰にお金を渡すべきなのか決定するのに時間がかかります。無駄な時間を省くためには、受取人か法定代理人を伝えておくことをお勧めします。Binding nominationの場合は、2人の証人が必要です。受取人は証人になれません。またメンバーと証人のサインの日付は同じであることが大事です。もし違うと受け付けてもらえないか、Non-binding nominationになってしまいます。

自分の子どもでも、金銭的サポートをしていない成人の子どもに渡す場合には税金がかかります。自分でお金を管理できない子どもや障害者ペンションをもらっている人にもお金をどう渡し節税するのかを考えないといけないですね。

保険金は一括払いでもらうこともできますが、ペンションとして毎年少しずつ受け取ることもできます。受け取り方によって税金のかかり方も違ってきますので、受け取る前にアドバイスをもらうことも大切です。


吉住京子
在豪日本人ファイナンシャル・プランナー。難しいお金のことを易しく解説。クライアントそれぞれの状況に合わせた賢い戦略の提供に定評がある。在豪日系コミュニティーのためのチャリティー活動や各メディアでの連載記事・セミナーなども行っている。

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