希少な鳥や爬虫類守る!?

世界最大級の炭鉱、環境相が再承認

 グレッグ・ハント環境相は15日、インド財閥アダニが主導して進めているQLD州中部カーマイケル炭鉱開発の環境保全策を再承認したと発表した。石炭を運び出す鉄道の建設も合わせて認可した。同相は「オーストラリアの歴史上、最も厳しい条件」を付けたと環境保全の取り組みを強調した。

 同炭鉱は、燃料用の一般炭の炭鉱としてはオーストラリア国内最大で、世界でも最大級とされる。アダニは、鉄道や港湾施設を含めた開発計画全体で「1万人の雇用と約220億ドルの税収と採掘権料を生み出す」としていた。

 しかし、地域の生態系や世界最大の珊瑚礁群であるグレート・バリア・リーフを破壊するとして、環境保護団体が反発していた。連邦裁判所は今年8月、政府が先に出していた承認を無効とする判決を下した。主な金融機関も融資の取りやめを発表し、暗礁に乗り上げていた。

 環境相は今回、絶滅が危惧されている小鳥や小型のトカゲ、ヘビなどの保護策、開発が水資源に悪影響を与えないことなど36の規定を設けて条件付きで再承認した。環境省の係官が開発状況を精査し、違反があれば大臣の権限で承認を撤回するとしている。

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