なぜ1億豪ドルも高い? 次期戦闘機

カナダ新政権の導入破棄のあおりで


First Squadron of F-35 Joint Strike Fighters ready for operations


 オーストラリア国防軍の次期主力戦闘機「F-35」(統合打撃戦闘機=JSF)の導入費が、約1億豪ドル余計にかかる可能性が出てきた。カナダで政権を奪取した中道左派のトルドー新首相が、F-35A型65機の購入を破棄するとしていることから、1機当たりのコストが上昇してしまうためだ。公共放送ABC(電子版)が伝えた。

 米国空軍のJSF開発部門のトップによると、A型の受注が65機減ることによるコストの上昇幅は0.7〜1%。1機当たり100万米ドルに相当し、カナダの購入取りやめによるオーストラリアの負担増は合計1億豪ドルに達する可能性があるという。オーストラリア空軍の高官は21日、合計72機を2023年までに合計170億豪ドルで購入する計画を明らかにしている。

 F-35は「第5世代」の最新鋭戦闘機で、敵のレーダーに探知されにくいステルス性能に加え、通常型のA型のほか、垂直着陸できるB型、艦載用のC型など多用途性を備えているのが特徴。開発は米国が主導し、英国やオーストラリアなども参加した。日本の航空自衛隊も導入する。

 ただ、以前から性能を疑問視する声もあり、オーストラリア国内でも導入の是非をめぐり議論になった経緯がある。


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