税金詐欺、被害額は1億6,500万ドル!

容疑者は国税局幹部の息子

 連邦警察は18日、オーストラリア国税局(ATO)から少なくとも1億6,500万ドルを騙し取ったとして、マイケル・クランストンATO副長官の息子でシドニー東部ボンダイ・ビーチ在住のアダム・クランストン容疑者(30)らを詐欺容疑で逮捕した。ATOは幹部の息子が大規模な税金詐欺に関わっていたことに衝撃を受けている。公共放送ABC(電子版)が同日、伝えた。

 同容疑者は詐欺集団の主犯格と見られる。企業の給与支払いを代行する会社を設立して資金を集め、契約業者を通して給与を支払っていた。ここまでは合法的な経済活動だが、犯行グループのフロント企業と見られる契約業者が給与税分を納税せずに着服し、巨額の現金を貯め込んでいたもようだ。

 連邦警察はこの日、シドニーの28カ所で一斉捜索を行い、同容疑者のほかクランストン副長官の娘ら合計9人を逮捕。犯行グループが蓄財していたとされる航空機2機、住宅18戸、高級スポーツカーなど自動車25台、バイク12台、現金100万ドル、銀行預金1,500万ドル、銃、貴金属、絵画、高級ワインなどを押収した。

 ATOは、同容疑者の親のクランストン副長官が事件に直接関与した可能性は低いと見ているが、ATO内部の職員2人も事件に関わった疑いがあるという。クランストン副長官は6月13日、シドニーの裁判所に参考人として出廷する。

 同容疑者は保釈金30万ドルを支払い、出国しないことを条件に保釈された。


■ABC News
ATO official Michael Cranston facing charges over son’s alleged involvement in $165m fraud

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