メルボルンの路面電車、引退後も活躍

134台を1台1,000ドルで売却へ

メルボルンの歴史的な路面電車「Wクラス」(Photo: Wikipedia)

メルボルンの歴史的な路面電車「Wクラス」(Photo: Wikipedia)



 メルボルン市民の足として親しまれてきた歴史的な路面電車が売却されることになった。公共放送ABC(電子版)が15日、伝えた。

 売却されるのは、「Wクラス」と呼ばれるレトロなデザインの古い車両134台。引退後、メルボルン郊外の列車修理・点検施設「ニューポート・レイルウェイ・ワークショップス」で保管されている。引退したメルボルンの路面電車は、これまでも学校の教室やカフェの飲食店などとして、第2の人生を送っている例がある。

 VIC州立公共交通公社「ビクトラック」は、1台当たり1,000ドル(輸送費を除く)で売却する。破格値だが、地域社会の公共施設として利用する場合、学校や地方自治体、非営利団体には輸送費込みで無料となる。

 ビクトラックは希望する団体や個人を公募する。応募者は車両の使用目的を明記してビクトラックに申し込み、外部の委員会が可否を判断する。公募期間は5月28日から7月6日まで。

 ジャシンタ・アランVIC州公共交通相は「車両が引退した後も、地域社会が使えるようにしたい。VIC州の歴史的象徴であるこれらの車両が生まれ変わり、将来の世代も楽しめるように保存される」と話している。

 ウィキペディアによると、Wクラスは1923年から1956年にかけて752台が製造された。VIC州公共交通省によると、州政府は2016年までに800万ドルの予算をかけてWクラスを修復。レストアした数台の車両が現在、メルボルン市内を走っている。

■ソース
Melbourne’s iconic W Class trams are up for sale after retiring from the tracks(ABC News)

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