職員不足、悪天候が重なり、シドニー鉄道網混乱

「昨年11月の大幅時刻表改訂が原因」と労組

 シドニー鉄道網は、1月9日も前日に続いて遅延などの混乱が起き、首都圏通勤者の帰宅時間帯と重なった。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 この混乱について、シドニー・トレーンズのハワード・コリンズCEOは、「全力を挙げて電車運転士と車掌の養成を進めている。今から考えれば、予備の運転士をもっと養成しておくべきだった」と語っている。

 一方、労組と労働党は、「このような列車運行の混乱は2017年11月の大々的な列車時刻表改訂が引き起こしたものだ」と政府を批判している。

 1月8日にはシドニー鉄道の複数の路線で運転士と車掌が不足し、18本が運休した。さらに明けて9日には乗務員不足に加えて落雷のため線路設備の損害が起きた。そのため、通勤者の帰宅時にはウィニャード、タウンホール、セントラルなどの主要駅で長い列ができ、超満員のプラットフォームで転落事故が起きるのを防ぐため、入場制限を行う騒ぎになった。

 公共交通機関利用者が増えており、コリンズCEOは、「昨年11月の列車時刻表大改訂を延期していれば混雑と遅延はさらに大きくなっていたはずだ」と、労組、労働党の批判に反論している。

 さらに、「シドニー・トレーンズにできることは、不足している輸送能力で精一杯の運行をすることしかない。いくつかの路線の利用者は混雑に不満を持っているし、特に週末には電車に乗ることもできないと言っている」と述べている。

 鉄道の内部文書が漏洩されており、それには、新しい時刻表は、何らかの事故が起きて遅延が発生した場合に回復するために必要な柔軟性が限られていることが指摘されていた。
■ソース
Staff shortage, bad weather causes another day of major delays on Sydney’s rail network

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