カタールの屠殺場への生体家畜輸出一時停止

職員が羊に暴力をふるう場面をビデオで暴露

 中東の国、カタールのある屠殺場で動物福利違反と供給チェーン規則違反の疑いが持ち上がったため、連邦政府農業省は、カタールへの生体羊輸出を一時停止することを発表した。

 先週、ナイン・ネットワークは、中東行きの生体家畜輸出船で暑さのため、2,400頭の羊が死ぬという悲惨な事件のビデオを放映し、動物権利団体の主張する生体家畜輸出禁止要求が再燃した。これには連邦与野党とも難色を示しているが、今度はカタールの屠殺場で職員が羊に暴力をふるい、棒で叩くなどしている場面が放送された。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 2018年2月までの1年間、カタールへの生体羊輸出は66万1,000頭にのぼっており、動物虐待防止協会(RSPCA)では、次回以後の生体家畜輸出船にオブザーバーを乗せてもいいとしている。

 4月14日、連邦農業省は、動物権利団体のアニマル・オーストラリアから新しい情報と映像を受け取っており、問題の屠殺場の運営と、連邦政府の輸出サプライ・チェーン保証制度(ESCAS)適合性に疑惑が持ち上がっていると発表した。

 疑惑の内容として、カタールにおいて、認可を受けたサプライ・チェーンから羊が個人バイヤーに転売されたという事件と、ESCAS認可屠殺場で羊の虐待があった。同屠殺場への家畜の供給を即時停止し、また、すでに同屠殺場にオーストラリアから輸出した家畜がある場合にはそれも引き揚げる。実質的に、その屠殺場へのオーストラリア産羊の輸送も、また、同屠殺場での屠殺も許されない」としている。

 ナイン・ネットワークは先週に続いて、今週もオーストラリア産生体家畜が輸送中や輸送後に虐待を受けていることを証言するビデオを放送する取引を行っているとみられている。
■ソース
Qatari abattoir suspended over animal welfare concerns, as new vision shows sheep beaten

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