シドニー・メトロ・ウェスト鉄道計画に経済界要望

時間短縮するほど首都圏西部に雇用効果

 シドニー首都圏西部の経済界リーダーが、メトロ・ウェスト地下鉄建設計画についてもっと透明性を高めるようグラディス・ベレジクリアン保守連合州政権に要望している。シドニー・ビジネス会議所とシドニー委員会が委託して作成させた報告書は、メトロ・ウェスト計画路線の停車駅を増やすと雇用と住宅供給にどういう影響があるかを調べている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この報告書では、シドニー都心からパラマッタまでの区間を6駅、所要時間15分、10駅、所要時間20分、13駅、所要時間25分の3つのシナリオで試算しており、どの場合でもシドニー首都圏西部の雇用の成長が見られるが、所要時間が短いほど雇用効果が高いことが示された。

 所要時間15分では、ウェストミードで7万人の雇用拡大、パラマッタで45,000人の雇用拡大が期待できる。しかし、所要時間が25分になると、ウェストミードの雇用拡大は61,000人にとどまり、パラマッタでも32,000人にとどまっている。

 シドニー委員会のイーモン・ウォーターフォード部長は、「シドニー東部にはすでにたくさんの雇用がある。東西のバランスを取るためには移動所要時間の短縮が必要だ」と語っている。

 しかし、ウェスタン・シドニー・リーダーシップ・ダイアローグのクリストファー・ブラウン氏は、「鉄道を計画する場合、所要時間だけが最も重要な要因ではない。時間あたりの本数、サービスの質、駅のインターフェースなども利用率を決める要因になる」と反論している。

 シドニー商業会議所のデビッド・ボージャー・ウエスタン・シドニー部長は、「この報告書は、メトロ・ウェスト路線に駅数が増えた場合の得失を地域社会が十分に知るために委託したものだ。州政府はそのような情報をまったく出そうとしない。地域社会の議論が必要であり、住民は意見を言う権利がある」と語っている。
■ソース
Sydney Metro West report shows short route will bring more jobs to western suburbs

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