結婚控えた女性教師強姦殺害被告人に終身刑判決

判事「改悛の情見られず、殺人の中でも最悪の事件」

 昨年、NSW州南西部リベリナ地域の高校女性教師が暴行強姦を受けた後で殺害され、死体が国立公園で焼かれていた事件は同校の清掃員が容疑者として逮捕され、起訴されていた。また、容疑者の兄弟も女性教師の身につけていた指輪を売りさばく手伝いをしており、逮捕起訴され、先に判決を受けていたが、10月13日には主犯のビンセント・スタンフォード被告人に終身刑が言い渡された。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 2015年4月、リートン高校のステファニー・スコット教諭(26)は結婚式直前に消息を絶った。間もなく、スタンフォードが容疑者として逮捕され、スコット教諭の焼死体、次いで乗用車が発見された。裁判でもスタンフォード被告人は犯罪事実を認めていたが、ロバート・ヒューム判事は、「被告人は自分の犯罪についてほとんど考えることもせず、改悛の情も見せていない。その罪は重く、最高刑に相当する」と主文で述べている。

 さらに、「スタンフォードはインターネットで暴力的なセックス関係のサイトにアクセスしており、またナイフや手錠も所持していた。さらには、事件の前にもリートンで数人の女性を付け狙っていた。被告人を社会に戻すことは重大な危険を及ぼすことと考えられる」として、暴行強姦には15年の懲役刑、殺人には終身刑を言い渡した。

 裁判の過程で、被告人は暴力を夢想する傾向があることが証言され、法精神分析医にも、「他人に我慢がならなくなると抑えきれない」と告白しており、ヒューム判事は、「被告人は7,8歳の頃から常にだれかを殺す夢想をしている。他人といるとストレスがたまるため、孤立したがっていた。また、スコット教諭殺害が快楽ではなかったが、殺さなければならないという強迫感が強く、殺害によって緊張もやわらいだと告白している」と述べている。さらに、「ロビリアード医師の意見では、スタンフォード被告人は自閉症スペクトラム障害と診断される規準を満たしている」と述べている。

 被告人の双生児兄弟マーカス・スタンフォードは事後従犯で裁判を受け、15か月の懲役を果たし、9月9日に釈放された。

 閉廷後、スコット教諭の母親、メリリン・スコットさんが記者会見し、「彼女を殺されたことで大勢の人間の人生が破壊された。私達は今もその事実と格闘している」と語った。
■ソース
Stephanie Scott murder: Vincent Stanford sentenced to life in jail over killing days before schoolteacher’s wedding

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