QLD鶏卵業者に25万ドル罰金判決

「フリー・レンジ」に偽りありと連邦裁

 「フリー・レンジ」 日本では平飼いと呼ばれる養鶏法は広い敷地を必要とするが、狭い金網のオリに閉じ込める「ケージ」飼いより人道的とされている。また、鶏卵の質が上がるという触れ込みもあり、鶏卵も「フリー・レンジ」と銘打ったパッケージは、「ケージ」のパッケージに比べてかなり高い値札が付けられている。しかし、その「フリー・レンジ」の実情にかなりの違いがあることもすでに何度も報道されている。

 連邦裁は、QLD州の鶏卵業者に、「フリー・レンジ」ラベルに偽りがあったとして25万ドルの罰金を言い渡した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 罰金を言い渡されたのは「ダーリング・ダウンズ・フリー・レンジ・エッグズ」の名称で鶏卵を出荷しているRLアダムズPty Ltdで、オーストラリア競争消費者委員会(ACCC)が同社を連邦裁に提訴していたもの。ACCCは、2014年にもNSW州の鶏卵業者にもっと高額の罰金を言い渡している。

 ACCCによれば、同社は、2013年12月から2014年10月までの期間、「フリー・レンジ」のラベルで鶏卵を出荷していたが、現実にはメス鶏は終日小屋に入れられており、外に出ることができなかったことを認めている。ACCCのロッド・シムズ委員長は、「裁判所の定義では、フリー・レンジとは、ほとんどの鶏が1日のほとんどの時間戸外で過ごせるようになっていなければならない。しかし、この業者の場合、鶏は戸外に出ることができなかった。フリー・レンジの定義には論議があるが、消費者の見地から言えば、裁判所の定義は妥当だと思える」と語っている。

 連邦高裁は、「適合プログラムを実施し、大手首都圏紙と同社のウエブサイトに是正社告を掲載すること」も命じている。

 一方、同社は、すでに是正しており、「フリー・レンジ」の定義に適合していることから今後引き続き「フリー・レンジ」のラベルを使用すると発表している。
■ソース
Federal Court fines Queensland egg producer $250,000 for misleading ‘free range’ claims

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る