公立学校出身者のイスラム過激化

急がれる原因究明と対策

 これまでに知られているオーストラリア国内の十代イスラム過激派がほとんどすべて公立学校出身者であり、イスラム系学校出身者はほとんどいないことが突き止められた。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 15歳のファルハド・ジャバールがパラマッタ警察本部前で警察職員のカーティス・チェン氏を殺害したが、イラクやシリアでイスラム過激派に合流した若者や国内で過激化したティーンネージャのほとんどすべてがNSW、VIC、QLD3州の公立高校出身者であることが調べで明らかになった。公立学校での宗教教育が十分でないか、学校内での祈祷グループが過激派に利用されているのではないかとの見方が強まっている。

 エッピング男子高校で12学年の生徒が他の生徒にイスラム過激思想を吹き込もうとしていたことが発覚しており、マイク・ベアードNSW州首相が、公立高校での祈祷の時間の監査を行うことを発表している。

 また、マルコム・タンブル首相は、暴力的な過激主義はオーストラリアの基本的な価値観に対する敵対だとして、国民全員に向けて、寛容と国家的団結を訴え、ごく少数の過激派のテロ犯罪を利用してムスリム一般に対する憎悪をかき立てようとする反ムスリム・グループは、対テロ活動を損なう者だと批判している。

 パラマッタ警察本部襲撃事件以来、ムスリム・リーダーや教育者は、「公立学校と違って、ムスリム系学校では、生徒の過激化の問題は起きていない」と主張してきた。西側諸国でのムスリム教育を推進し、シドニーのイスラム系学校設立者のシルマ・イフラム氏は、「効果的なイスラム学校教育は過激化防止の役割を果たすことができる。役割モデルや指導教官の存在する学校で影響されやすい十代男子を指導することがより効果的だ。子供達は助けを求めている」と語っている。
■ソース
Most radicalised Australian teenagers attended public schools

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る