最高所得階層、「生活が苦しい」と評価

現実と大きく食い違う自己評価

 MLCウェルスの依頼でアイプソス・オーストラリアが調査した結果、国内所得最上位10%の3分の2が自分を「中流階層」、「中の下階層」、「労働者階級」と考えていることが明らかになった。フェアファクス・メディアのコメンテータがこの意識のずれを、低所得者階層に厳しい税制の原因と分析している。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 2月15日に発表されたこの調査結果で、所得最上位10%のうち、自分を上流階層と認めているのはわずか2%に過ぎず、次いで31%が上位中流階層と考えており、半数近い44%の人が自分を中流階層とかんがえていることが明らかになった。しかも、10%の人は下位中流階層と考え、さらに13%もの人が自分たちを労働者階級と考えている。

 しかも、3分の2の人が住宅ローンの返済がライフスタイルに大きな負担になっていると答えている。MLCのララ・ボーギニョン企業スーパー年金ジェネラル・マネージャは、「高額所得者は支出も大きく、いつも金が足りないと感じているのではないか。彼らは大都市のしかも金のかかる裕福な地区に住み、あるいは労働時間も長いため、外食が必須になっていることも考えられる」と分析している。

 また、「上流階層世帯の平均年所得は?」という質問に、高額所得者は$454,000と答え、中間所得者は$280,000、低所得階層は$549,000と答えている。

 ボーギニョン・ジェネラル・マネージャは、「快適なライフスタイル」観が変わってきた。昔は十分な住、食、医療、教育が得られることだったが、今は海外でのホリデー、私学、最新テクノロジーが得られることになってきている。また、やりたいことが何でもできることが快適な生活ということになっている。普通ということの判断が変わってしまった、と分析している。
■ソース
Income distribution: Australia’s highest earners think they are battlers

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