シドニー首都圏でハシカ患者4人発生

保健機関、感染しやすい病気を警告

 NSW州保健局は、先週に感染能力の高いハシカの患者が4人、シドニー首都圏で検出されたとして、市民に警告を呼びかけている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 4人のうち2人は、3月29日にケアンズからシドニーへのフライトに乗っていたもので、もう2人は子供で、3月30日にインドからシドニーに到着した飛行機の機内で感染したものと疑われている。

 NSW州保健局のビッキー・シェピアード伝染病部長は、「ハシカ患者4人はいずれも最近に他の人々にも感染させる可能性のある場所にいたため、この警告を発表した。まだ、ハシカの大流行は起きていないが、すでにこの4人以外にも感染患者がいる可能性があり、ハシカにかかりやすい条件にある人々は十分に注意してもらいたい。1歳未満の乳幼児がハシカにかかりやすく、また、20代から30代でハシカの予防接種を1度しか受けていない、あるいはまったく受けていない人々もかかりやすい。ハシカの予防接種は2度打たないと十分な免疫ができない。今回の患者はいずれもシドニー空港を通過している。他にも、ロイヤル・ノース・ショア病院緊急病棟で1人、マウント・ドルイット病院で1人、ブラックタウン・メディカル・センターで1人がハシカと診断されている」と語っている。

 ハシカは人間の伝染病の中でももっとも感染力が強く、しかも空気感染する。シェピアード部長は、「2012年にハシカ患者が一人見つかったが、わずか2,3か月の間にさらに169人が感染した。たった一人でも患者がいれば大流行する可能性もある。ハシカの症状や予防方法について情報を広めることが大事だ。部屋に1人ハシカ患者がいて、その患者が出て行った15分後にその部屋に入るだけで感染する可能性があるという感染力の強さだ。感染するとまず発熱、咳、鼻水などの他、目も充血する。その後、3日か4日すると顔に赤い発疹ができ、その発疹が腕や脚など全身に広まっていく」と語っている。

 2度の予防接種を済ませておらず、上記の症状が出た場合、医者に行く前に医者に連絡し、他の患者に感染させないよう手立てする必要がある。緊急病棟に行く場合にはトリアージ看護師にハシカの可能性があることを告げることで、直ちに隔離できるようにしたいとも語っている。
■ソース
Health warning issued after four cases of measles diagnosed in Sydney

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