国際的なサイバー・アタック、オーストラリア国内でも被害

メディア、銀行、保険、小売、ホテル・ウェブサイトに集中

 昨日、アメリカで大規模なサイバー・アタックが起きたが、それに続いてオーストラリアでもメディア、銀行、保険、小売、ホテルなどの大手のウェブサイトが不通になったり、通じにくくなったりした。デジタル・パフォーマンス・モニター企業、Dynatraceが発表した。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 この国際的なサイバー・アタックは、IT関係のDynを標的としており、同社の業務をオフラインにするため、膨大な量のトラフィックを送り込んだというもの。

 アメリカで21日の攻撃は「Distributed Denial of Service (DDoS)」というもので、標的のラインに膨大な量のトラフィックを連続して送り続け、他からのサービスを不可能にしてしまう手口。今回3波にわたって攻撃がかけられ、アメリカ、ヨーロッパの利用者がツイター、スポティファイ、ネットフリックスなど利用者の多いウェブサイトにアクセスできなくなった。

 Dynatraceによれば、オーストラリアでDDoSの攻撃を受けたのは、AAMI、ANZ、BankWest、Coles、The Daily Telegraph、Dan Murphy’s、ebay、HBSC、The Herald Sun、NAB、9News、The Age、Ticketmaster、The Australian、Woolworths、The Sydney Morning Herald、Westpacなどの他、PayPal、Twitterもアメリカからヨーロッパ、アジアに被害が及んだ。また、オーストラリア国内でウェブサイトへのアクセスが異常に遅くなったとしている。

 攻撃をかけられたDynは、DNSを発行する業務を行っており、ユーザーのコンピュータからDynに向けてアクセスしたいウェブサイトのURLが送られると、DynでこれをIPアドレスに翻訳する。次にそのIPアドレスの機器にアクセスして接続されるという仕組みになっている。

 また、ウィキリークス創設者のジュリアン・アサンジ氏のインターネット・アクセスがエクアドル領事館によって停止されたという情報が流れており、ウィキリークスの支持者が報復としてサイバー・アタックをかけてきた可能性が伝えられている。ハッキング活動グループのアノニマスとニュー・ワールド・フライデーも犯行声明を出そうとしたが、インターネット専門家は疑わしいとしている。
■ソース
Major Australian websites disrupted in international cyber attack
http://www.smh.com.au/technology/technology-news/major-australian-websites-disrupted-in-international-cyber-attack-20161022-gs8csv.html

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