電車盗み、ジョイライドで脱線させる

メルボルン郊外駅で、犯人逃走

 11月11日未明、VIC州メルボルンの北東の駅で何者かが電車に忍び込んで運転、電車は脱線して車庫の電車に接触して停まった。犯人は逃走した。この事件で損害は300万ドルにのぼると見られている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 事件が起きたのは同日午前1時50分頃、ハーストブリッジ線終点のハーストブリッジ駅で、犯人は闇市場から電車のコントローラの鍵を手に入れたとみられている。鉄道を運営しているメトロ側は、「電車を動かすのには鍵が必要だが、紛失した鍵が闇市場に出回ったのではないか。鍵は全車両共通になっている」と語っている。また、事件当時、守衛と清掃担当者がいたがいずれもケガはなかった。しかし、修復には数日あるいは何週間もかかると見られている。

 電車は他の電車、フェンス、警備小屋などに接触して停まった。メトロのアンドリュー・レザラCEOは、「電車は脱線装置に乗り上げて脱線し、本線に入ることは防げたが、電車や施設を破壊しており、莫大な被害になった。鍵は運転士が列車を離れる時に一緒に持ち去り、指令室に保管する。事件の電車はX-Trapolis型で同じ鍵でどの列車でも始動できる。たまに鍵が盗まれることがある。そういう鍵が出回ったのだと思う。それにしても誰かがこういう犯罪をやったということが心配だ。警察に協力しており、犯人が厳罰に処されることを望む」と語っている。

 VIC州警察によると、「犯人は石を使ってレバーをこじ、電車を始動させた。40mか50mほど走っただけだがその途中にあった物をすべて破壊した。駅には清掃担当者と夜警がいたが、電車の動きに気づいて、難を避けることだけで精一杯だ。彼らはすぐにトリプル・ゼロに通報した。交通犯罪班が捜査を担当する」と発表している。

 この事件のため、ハーストブリッジ駅とダイアモンド・クリーク駅の間がしばらく不通になる。
■ソース
Train stolen and derailed, in ‘severe act of vandalism’ at Melbourne station

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