燃える窓から乳幼児投げ落として救助

隣人ら、シーツとマットレスで受け止める

 シドニー首都圏南西部でアパートが燃え、2階の部屋に閉じ込められた母親が高さ6mの窓から乳幼児2人を投げ落とし、隣人らがシーツとマットレスで受け止めて救助した。母親も間もなく消防士に救助された。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 3月10日午後9時30分頃、ラケンバのワンジー・ロードに面したアパートの2階で台所から出火した。部屋には女性(27)と2歳の子供、生後2日の乳児がいたが、火で逃げ道を塞がれたため、女性は子供を連れて窓際に逃げた。

 子供を救った隣人のアーシャド・メフムードさんは、「大きな音がして助けを求める叫び声を聞いた。表に飛び出してみると、2階の窓で女性が子供を抱えて助けを求めていた。メフムードさんや隣人達はシーツをつかんで、待ち構え、女性が投げ落とした2歳児を受け止めた。その後で、女性が赤ん坊を助けてくれと叫び、赤ん坊を投げ落とした。まさか、投げ落とすと思わなかったが、とっさに受け止めなければと思ったし、赤ん坊は腕の中に落ちた。女性が気の毒だと思った。誰もあんな立場にならない方がいい」と語っている。

 もう一人の隣人は、夫とテレビを見ている時に爆発音を聞いた。夫が飛び出していって、女性と子供を見たから、「マットレスを持ってくるから待っていろといって、マットレスを持って飛び出し、シーツの下にマットレスを重ねた。子供を受け止めてから救急車を呼んだ。男達がみんなでシーツをつかみ、その下にマットレスを敷いて、子供がケガしないようにした。母親も勇敢だった。昨日、病院から帰ってきたばかりだ。逃げ出すために窓を破ることもした」と語っている。

 NSW州消防救助局のアダム・デューベリー消防監は、「消防車が駆けつけた時にはアパートは燃え盛っていたし、女性は窓枠に座って、飛び降りようとしていた。隣人が、消防車が来るからもう少し窓にしがみついているように言った。窓の下のひさしから飛び降りても重傷を負っていたところだ。隣人達が女性を励まして、3人とも無事だった。素晴らしい連係プレーだと思う」と賞賛している。

 また、「新建材の建物は2、3分で燃え広がる。デッドロックのドアをロックする時はキーを鍵穴に残しておくよう勧める。そうすればとっさの場合にすぐにドアを開けて逃げられる」と呼びかけている。
■ソース
Mother drops baby and toddler from window to escape Lakemba unit fire

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