気象庁「サイクロン・デビーはサイクロン・ヤジ並の大型」

QLD州北部海岸地域住民に避難命令発令

 サイクロン・デビーは現在カテゴリー3に成長しており、風力は最大時速240km、海岸部の波浪は4mに達すると予報されている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 気象庁(BoM)は、サイクロン・デビーが2011年にQLD州でバナナ農園に壊滅的な打撃を与え、内陸部にまで多数の犠牲者と甚大な被害を出したサイクロン・ヤジ並の勢力と発表した。また、アナスタシア・パナシェ州首相は、「2015年に州を襲ったサイクロン・マーシャより大規模」と語っている。

 BoMでは、「デビーは現在州海岸から300kmの位置にあり、ゆっくりと南西に進みながら勢力を蓄えている。3月28日午前10時前にボウエンの南に上陸すると予想されるが、その頃にはカテゴリー4に成長していると思われる」と発表している。

 プロスパーパイン付近の道路で旅行者1人が死亡しており、警察では、「現在の気象条件が原因」と発表している。また、バーデキン、ウィットサンデーズなどの低地部とタウンズビル・カウンシル地区の一部に避難命令が発令されている。

 アダム・ブラザク予報官は、「停電、倒木、屋根の損壊が起きる規模で、看板その他固定されていない物が吹き飛ばされ、キャラバンが完全に崩壊するような強さだ」と警告している。

 避難命令の出ている地域では命令に応じない住民もおり、警察が個別に説得に回っている。バーデキン・シャイア長のリン・マクローリン氏は、「命令に応じない住民はこのサイクロンの強さが分かっていない。風速が時速100kmになればもう誰も助けに来れないということを文書で通達して回っている」と語っている。

 また、QLD州消防緊急救援局(QFES)のカタリナ・キャロル長官は、「危険は風だけではない。雨と風津波がそれに続いて襲ってくる。家の中にいれば風は防げるが風津波は防げない。高さは2mから4mに及ぶと予想される」と発表している。

 緊急救援隊は1,000人を増員して待機、また陸軍も部隊を待機させている。サイクロン通過後直ちに燃料、エネルギーを被災地に送る用意も整えられている。
■ソース
BOM warning as Cyclone Debbie intensifies; Queensland emergency services prepare for worst

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