サイクロン・デビーの眼、QLD州に上陸、ゆっくりと南下

威を振るったサイクロンも上陸後は衰える

 3月28日午後早く、時速12kmというゆっくりとした速度で南西に移動してきたカテゴリー4のサイクロン、デビーの眼がQLD州北部のボウエンとエアリー・ビーチの間に上陸した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 暴風圏の大きい、勢力の強いサイクロンだったが、予想された高潮も起きなかった。ただし、時速120kmを超える風が吹き荒れ、最高瞬間風速は時速250km近い数字を記録している。

 上陸とともに、サイクロンのエネルギーの補給源である海洋の湿った暖かい空気の補給を失い、気象庁(BoM)は、デビーをカテゴリー3に格下げした。ただし、アナスタシア・パラシェ州首相は、「まだサイクロンの暴風雨圏が後方に尾を引いているため、通り過ぎたと思って外に出ないよう」呼びかけている。

 人的被害は、暴風雨で壁が倒れ、男性が負傷したという報道が早くに流れたが、緊急救援局では、今後、各地の被害状況が明らかになるにつれて物的、人的被害の情報が入ってくれば、死傷者の情報も入るのではないかと案じている。

 救援局(SES)は何百件という救援要請の電話を受けているが、SES職員やボランティアも暴風雨の危険のため、SESの建物から出ることができない状態が続いていた。

 BoMは、12時間から18時間ほど南西の方角に進んだ後、内陸部で南進に転じ、その後は熱帯性低気圧にまで衰えることが予想されている。
■ソース
Cyclone Debbie’s eye reaches coast; BOM downgrades system to category three

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