NSW州西部包む砂嵐、風向き次第でシドニーにも

旱魃の大地に強風が続けば木曜日には海岸部に

 11月21日、NSW州西部を砂嵐が襲った。長年の旱魃で荒れた大地に加えて激しい寒冷前線が移動しており、強い風が砂塵を巻き上げている。

 前線はシドニー地域に向けて東進しており、11月22日にはシドニーに達する見込み。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 11月20日午後にはシドニーから1000km北西のホワイト・クリフスの町が赤く暗い砂嵐にすっぽりと包まれた町の通りが報じられている。

 気象庁(BoM)のガブリエル・ウッドハウス予報官は、「州の一部は特に乾燥しきっていて強風が砂塵を巻き上げている。強風が数日続けばこの砂塵も大分水嶺のブルーマウンテンを越えることができる」と語っている。

 ウッドハウス予報官は、「風は22日頃から再び強まり、23日まで続く見込みで、そうなればキャンベラ、南部海岸からシドニー地域あたりまで砂塵が吹き寄せることになる。砂塵がシドニーまで届くというのは現在のところは不確実だが、これまでの状況では考えられることだ」と語っている。

 アデレード付近にあった低気圧がTAS州に向けて移動しており、それに伴って大陸南東部の気温が急激に下がっている。

 そのため、シドニーの最高気温も21日の摂氏29度から22日の25度に下がり、さらに西の風が風速45km/h程度に達するため、体感温度はさらに低くなる。また、寒冷前線の移動に伴い海抜1100mから1200mの高山帯では降雪も見られる。

 2009年には深い砂嵐がシドニー地域を襲い、空を覆ったオレンジ色の砂塵にはシドニー市民も驚いた。
■ソース
Dust storms cloak outback NSW, could hit Sydney if winds persist

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