11月28日、1984年以来の記録更新

シドニー都市圏11月の1日の最大雨量

 11月28日、NSW州東部海岸地域を襲った暴風雨で2人が死亡、警察官2人が重軽傷を負い、財産家屋にも多大の被害を出し、さらには11月の1日の最大雨量としては1984年以来の記録を更新した。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 同日は早朝から雷を伴う嵐が吹き荒れ、各所に局地的な洪水をもたらした。一時は小康状態になったが午後には再び雨模様に戻った。

 午前中、市内オブザバトリー・ヒルの気象観測所では2時間足らずの間に100mm近い雨量を記録しており、その他の地区ではモスマンで140mm、シドニー都心部で123mm、チャツウッドで124mm、ウェスト・ペナント・ヒルズで113mmといずれも100mmを超えている。

 シドニーの11月1か月間の平均雨量は83.8mmであり、1か月を超える雨量が2時間ほどで降り尽くしたことになる。

 NSW州緊急救援局(SES)は、ウロンゴンの南、フリンダースで40代のボランティアが救援活動参加中に突然倒れて死亡した。また、シドニーの北、ウェストリー出身の少年(14)がソーンリーの自動車衝突事故で死亡している。

 また、ピットウォーター・ロードの局地的な洪水のさなか、車に閉じ込められたドライバーの救出活動中の警察官2人に並木が倒れてきたため、1人が脚を骨折、1人は脳しんとうを起こした。

 また、道路交通、鉄道ともかなりの渋滞や遅延が出たり、通行止めになるなどの混乱が出た。そのため、警察では不要不急の移動を見合わせるよう市民に呼びかけた。

 SESは800件を超える救援要請に出動しており、そのうち12件は洪水を突っ切ろうとした車の救助だった。そのため、「浸水した道路を突破しようと考えないこと。また立木や電線の下には駐車しないことなども繰り返し呼びかけている。

 シドニー空港は100便を超える欠航・遅延があり、昼過ぎには時速70kmを超える強風が吹いたため、何度も滑走路閉鎖が行われた。また、チャツウッドでは倒木が電線を破断し、何千戸もの家屋が停電した。イースト・ライド、ノース・ライド、マースフィールドなども停電したが間もなく回復している。

 11月29日にはシドニー地域は気温が摂氏22度程度、雨は上がる見込み。
■ソース
‘Some of the worst I’ve seen’: Sydney has wettest November day since 1984

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