「連邦政府はもっと難民救済に動け」

NSW州首相がアボット政府を叱責

 マイク・ベアードNSW州首相が自分のフェースブックでトニー・アボット連邦政府を批判、「難民船阻止に成功したで終わってはならない。そこから先が人道的行為の始まりだ」と語った。

 9月5日付ABC放送(電子版)が伝えた。

 ベアード州首相は、「シリアの人道危機はしばらく続いていたが、トルコの浜に打ち上げられたアイラン・クルディちゃんの写真には『私達にはもっとできることがあるはず』と思わざるを得ない。その写真を見て、心を揺り動かされながら、何もなかったかのように過ごすことはできない」と語っている。

 また、「連邦政府が人道移民受け入れ枠を広げると発表したのはいいことだが、迫害された貧しい人々の困苦を救うためには政府にできることがもっとあるはず」として、難民船を阻止して終わりではない。そこから人道行為が始まらなければならない」と語っている。

 中東などからの難民がシリア・トルコ国境からトルコを通過、ギリシア、セルビア、ハンガリーなどを経由してドイツに向かっている。また、フランスからイギリスに移動する難民の姿も報じられている。そのため、ヨーロッパでこの危機に対処するための会合が開かれている。

 ベアード州首相は、連邦政府と話し合う用意があり、難民救済のためにはNSW州もできる限りの援助をすると語っている。また、トニー・アボット連邦首相は、「政府は難民船を阻止する」と発言しているが、シリアからの難民を受け入れることについては話し合う用意を捨てていない。保守連合内にも人道移民受け入れ枠を広げるよう求める議員もおり、緑の党は、「政府はシリアからの難民2万人を即時受け入れるよう」要求している。
■ソース
Federal Government should be doing more to help asylum seekers, NSW Premier Mike Baird says

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