タンブル、「経済はアボットには荷が重い」

自由党党首争いいよいよ本格化

 9月14日午後、保守連合連邦政権のマルコム・タンブル通信相が、「トニー・アボット首相に会い、党首争いに挑戦する意図を伝えた」と発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 タンブル氏は2009年12月1日に党議員会議で、1票差で党内右派の推すトニー・アボット現首相に敗れるまでの1年少しの間、自由党党首・保守連合リーダーを務めた。自由党政治家の中ではもっとも開明的な社会感覚の持ち主で、現在も全有権者の間では保守連合政治家としては最高の人気を誇るが、保守連合内では「進歩的過ぎる」と見られており、支持者が少ない。
 同日、タンブル氏は、ジュリー・ビショップ外相とともにアボット首相と面会し、党首選投票を行うよう要求した。また、党首争いに出馬するため、通信相を辞任した。記者会見でタンブル氏は、「軽々しい決断ではない。大勢の同僚政治家、国民、様々な支持者と話し合い、長期にわたり、大勢の人が私に党首選を挑むよう勧めてきた。現在の政権は、オーストラリアの経済を率いるリーダーシップを欠いている。これは大臣個人の失敗ではない。究極的には、現首相にはオーストラリアが必要としている経済的リーダーシップ能力がない。また、企業が必要としている経済的信頼感を与える能力がない。オーストラリアは現在もっとも躍動的な時期に入っており、世界的に巨大な経済的変化は非常に難しいことだが同時に非常にチャンスに満ちている。今とは違ったリーダーシップが求められている」と語った。

 何時間か前、SA州でのメディア発表で、アボット首相は、「キャンベラのゴシップにつきあうつもりはない。キャンベラの遊びにつきあうつもりもない」と報道陣に向けて語り、党首争いの可能性を打ち消していた。

 しかし、ABC放送は、「8人の閣僚に秘密にインタビューし、6人が年末までに党首選がありえると語った」と報道していた。また、「2月と違って、今度こそアボット氏も逃げられない」と分析していた。
■ソース
Liberal leadership: Malcolm Turnbull tells Tony Abbott he will challenge

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