道路受益者負担、車両登録は無料に

インフラストラクチャ報告書で勧告

 インフラストラクチャ・オーストラリアは、交通インフラストラクチャとして、道路建設維持コストを受益者負担とすることで、車両登録料や燃料税を廃止することができるとの勧告を挙げている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 報告書の勧告案は80項目近くにのぼり、経済に約400億ドルの貢献をすると同時に平均的な世帯で年間$3,000の節約になる。また、ドライバーには道路を利用することに対して料金を課すことで交通渋滞を減らし、大規模道路建設の資金とすべきとしている。

 また、生産性委員会またはインフラストラクチャ・オーストラリアの運営で公聴会を開き、勧告案実施に道を開くことを勧めており、「現行の有料道路制度はユーザーにはよく理解されておらず、ほとんどの人は道路は無料、あるいは利用する段階では無料と考えている。また、燃料税は給油段階で徴収されているが、1リットルあたりの燃料価格と分けられておらず、領収書にも消費税のような分離表示がない。そのことが道路は無料という誤解を強めており、改革が現行徴収制度の是正と考えられず、新税というふうに考えられる原因になっている」と述べている。

 さらに、オーストラリアの人口成長は、シドニー、メルボルン、ブリスベン、パースという4州都を中心にしており、現在でも不足しがちな都市部のインフラストラクチャを圧迫している、として、全国93箇所の優先インフラストラクチャ・プロジェクトを挙げている。その中には、現労働党VIC州政権が中止したメルボルンのイースト・ウエスト・リンク道路計画も含まれている。今日の報告を受けて、野党自由党は、「アンドリューズ州政権は恥を忍んで州民に謝罪し、リンク道路計画を回復すべきだ」と語っている。

 報告書は、シドニー首都圏についても、空港から都心部を経てマコーリー・パークに至る帯を「世界経済回廊」と呼んで、この回廊に労働者を運ぶ交通インフラストラクチャを建設することを勧告している。具体的にはメトロ・レール建設、M4自動車道の拡充、ウエストコネックスのM4とM5を結ぶ第三期工事区間などが挙げられている。
■ソース
Infrastructure Australia report: Scrap vehicle registration fees and fuel excise in exchange for charging for road use

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