政府「海軍補給船は海外で建造」

国内で労組、労働党など批判相次ぐ

 連邦政府は、豪海軍補給船HMASサクセスとHMASシリウスの後継船建造業者を入札で指名する考えを明らかにした。

 デビッド・ジョンストン国防相は、「補給船建造を迅速に進めるには入札にかけるのが唯一の道だ」と語っており、さらに、「現在、スペインのナバンシアと韓国の大宇が入札を争うことになるだろう」としている。

 これに対して、オーストラリア製造労働組合(AMWU)は、グレン・トムソン名で、「造船を海外に流出させる政府のやり方は陰険だ。オーストラリア国内造船業を優先すべきではないか。オーストラリアの造船業者の仕事を減らす政府のやり方は陰険だ」と批判している。しかし、政府が新型のパシフィック級巡視船20隻を国内で建造する決定を下したことは歓迎している。

 ジョンストン国防相は、「次世代フリゲート艦隊は国内造船所に任せたい。設計作業に7,820万ドルを計上している。しかし、国内造船所が要求基準を満たせないようなら海外造船所に任せるしかない。責任ある政府としては、業績の低い産業に仕事を注文するわけにはいかない。これは白紙小切手ではない」と語っている。

 今週初め、国防相は、現在進行中の防空駆逐艦(AWD, イージス艦)プロジェクトを「要注意プロジェクト」リストに加えた。2007年に豪政府はASCとレイセオンに3隻のAWD建造を発注した。3隻は2017年6月に納入される予定になっていたが現在少なくとも2年は進行が遅れており、予算も3億ドル超過している。

 一方、ビル・ショーテン労働党党首は、「連邦政府は国内国防産業の何千人もの雇用を沈めた。我が国の造船能力だけでなく、将来の我が国の国防能力まで危機に陥れた」と保守連合政権を非難している。(NP)

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