政府のVIPジェット料金が90万ドルに

緊縮予算政権の豪華な宮廷政治

 現トニー・アボット保守連合は「おもらいの時代は終わった」のスローガンで政権に就いた。

 しかし、政権就任以来、国民特に貧乏人には「福祉期待」をいましめながら、自分たちは大盤振る舞いを続ける姿が次から次へと報道されている。特にトニー・アボット首相や他の閣僚が野党時代にチャリティ・スポーツ参加の経費を経費として請求したり、ジョージ・ブランディス法務長官は事務室の本棚が移動できないとして2万ドルをかけて新調させたばかりか、職務におよそ関係ないような書籍まで国家財政負担にしている。また、省庁や大臣の広報担当者いわゆる「スピン・ドクター」を200人近く雇い、高級公務員の給与体系を適用するなどおよそ「赤字財政」の政治とは思えない宮廷政治ぶりである。

 8月4日には大臣達が一般人のようにカンタス航空やバージン航空の定期民間フライトを利用せず、オーストラリア空軍が管理するVIPジェットをチャーター相当に使って移動しており、経費が膨れあがっていることを、政権就任以来3か月の記録を調査したフェアファクス・メディアが報道している。

 報道によると、国会財政による空軍VIPジェット機の利用は民間航空の座席が取れない場合にのみ認められている。しかし、2013年10月16日から12月12日までの2か月間に8人の大臣が民間航空の便数の多い航路で35回の空軍VIPジェットを利用しており、その総額は表面上は$182,160にもなる。しかし、関連総経費を含めると実際には$900,000近くになると計算されている。しかも、年に2回議会に提出される特別目的飛行記録には、豪空軍のボーイング737機が大臣のために35回の飛行を行った以外に「幽霊飛行」と呼ばれる乗客を乗せていない15回の飛行を行っており、これも7万ドルの経費になるという。

 ジョー・ホッキー財相の場合、2か月に8回、しかもフライト便数の多いシドニー・キャンベラ間で議会が開いている時に利用している。また、デビッド・ジョンストン国防相とスチュアート・ロバート副大臣は空軍機を利用する権利があると思っているのか、民間航空機が盛んに飛んでいる各州都間の移動に合計14回空軍VIP機を使っている。

 労働党も政権時代には保守連合に負けない頻度でVIPジェットを利用しており、ケビン・ラッド元首相の場合、1週間に10万ドルの経費になっている。(NP)

http://www.smh.com.au/federal-politics/political-news/governments-vip-jet-travel-bill-hits-close-to-900000-20140803-3d20u.html

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