第一次世界大戦勃発記念式典

根強い欧州系社会の大戦評価

 8月4日、100年前のこの日、イギリスがドイツに対して宣戦布告し、第一次世界大戦が勃発した。第一次世界大戦のイギリス参加が始まった。この日、ヨーロッパやオーストラリア、ニュージーランドで第一次世界大戦勃発記念式典が行われた。ただし、これはイギリス、フランスなどの側の第一次世界大戦であり、サラエボでのオーストリア・ハンガリー帝国の皇太子夫妻がサラエボでセルビア人団体メンバーに暗殺されたのが6月28日、帝国がセルビアに対して宣戦布告したのが7月28日でこちらが第一次世界大戦勃発の日と考えるべきだ。

 この日、キャンベラの戦争記念館での行事で、トニー・アボット連邦首相は、「人類史最大の事件」と語った。しかし、第一次世界大戦はむしろ第二次世界大戦の原因でもあり前哨戦でもある欧州戦争の性格が強い。また、第一次世界大戦の死者は900万人を超える程度だが、第二次世界大戦はさらに世界の各地域に影響を与え、死者も6000万人を超えている。

 1918年の終戦までに、当時人口が500万人程度だったオーストラリア人のうち6万人が戦死、さらに156,000人が負傷または捕虜になっている。オーストラリアにとっては、この戦争を通じてオーストラリア国家の姿が形成されていったことが大きい。

 8月4日から2018年末近い休戦協定日まで、学童が62,000人の第一次世界大戦でのオーストラリア人戦死者の名前を読み上げる録音が追悼エリアで繰り返し放送されることになっている。また、毎夕、戦没者氏名が記念ホールの天井に映写される。(NP)

http://www.abc.net.au/news/2014-08-04/last-post-sounds-as-australia-marks-outbreak-of-world-war-1/5647482

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