予算法案通らなければ増税もありえる

コーマン予算相が否定言明避ける

 8月24日、マシアス・コーマン予算相は予算案法制が上院を通過しなかった場合、増税もありえることを示唆した。

 8月26日の連邦議会再開を目前にして、コーマン予算相は、「政府の提案している支出削減予算案が議会で成立しない場合、財政バランスを回復するには唯一増税しか手段は残されていない」と語った。また、クリストファー・パイン教育相も、「高等教育改革案が上院を通過しない場合、最悪のシナリオとして大学予算削減もありえる」と語っている。

 2大臣が揃って強硬な発言をしたのは、与党保守連合が絶対多数を握り、どんな予算法案も通過する下院とは異なり、保守連合対野党労働党、緑の党の勢力が伯仲しており、クライブ・パーマー氏のパーマー統一党(PUP)などおおむね保守傾向の弱小政党と取引や妥協をしなければならないが、昨年9月選挙で政権を握って以来居丈高な政治を続けているトニー・アボット保守連合は妥協よりも威嚇で突破する議会戦術を好んでいることが背景にある。しかし、労働党、緑の党も労働党政権期に「ミスター・ノー」とあだ名されたアボット保守連合があらゆる政策に「ノー」と言い続けたことを忘れていない。

 また、世論調査でも保守連合支持率がじりじりと下がっており、アボット首相は、「国民は両院総解散総選挙を望んでいない」と発言しているが、現実には両院総解散総選挙を望んでいないのはアボット保守連合との見方が強い。(NP)

http://www.smh.com.au/federal-politics/political-news/finance-minister-mathias-cormann-refuses-to-rule-out-tax-increases-20140824-107qlq.html

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