「豪はアジア地域の脅威を無視している」

マレーシア野党党首が豪政府を批判

 10月4日、マレーシア議会のアンワル・イブラヒム野党党首が、「オーストラリアはアジア太平洋地域で起きている自由や権利に対する脅威を無視している」と批判したことが報じられている。

 アンワル氏は、マハチル・モハマド政権期に同性愛容疑で起訴されて有罪判決を受け、一旦は政治的に失脚したが支持は根強く、政界に復帰したが、国民に対して政府と戦うよう呼びかけたことを政府転覆示唆として再び起訴された。アンワル氏は、オーストラリア政府が中東の民主主義を守ることには熱心だが、マレーシアの非道な行為には見て見ない振りをしていると発言した。

 アンワル氏は最初マハチール氏の庇護を受けていたが、やがて批判者になっていった時に汚職やマレーシアで禁止されている同性愛などの容疑で起訴された。これまでに6年半を獄中で過ごしているが、同性愛有罪判決は破棄されたが、今年3月には上訴裁判所で再び有罪判決が出されており、これに対して再び控訴しているが、有罪が確定すればさらに5年以上の懲役刑が待っている。

豪連邦議会上院のニック・ゼノフォン無所属議員がジャカルタでアンワル氏と会談し、アンワル氏への支援を約束しており、アンワル氏の豪政府批判はその後に出されたもので、「民主主義と自由を守るためと称して遠い土地に兵士を派遣しておきながら、身の回りで残虐行為が行われていても眼をつむっているという行為は断じて許されるものではない」と述べている。また、ゼノフォン議員もオーストラリア政府に対して、「このマレーシアの状況にオーストラリアの意思表示をすべきだ。マレーシアは我が国にとってもっとも重要な同盟国の一つだ。その国の野党党首がでっち上げの罪名で長期間の懲役刑を科されるというのは残念なことであり、かつ荒唐無稽なできごとだ。オーストラリアははっきりと発言すべきだ」と語っている。

 アンワル氏は、「マレーシアでは同様の容疑で21人が起訴されている」と語っている。(NP)

http://www.abc.net.au/news/2014-10-03/malaysian-politician-says-australia-is-ignoring-threats-to-free/5790286

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