与党内でアボット党首への不満募る

「世界最悪のセールスマン」と支持者

 この記事はオーストラリア国内の報道の要約であり、日豪プレスの方針や意見ではない。

 1月22日のラジオ聴取者電話参加番組に出演したトニー・アボット保守連合連邦首相に対して、「常に変わらぬ保守連合支持」を自称する男性が、「世界最悪のセールスマン」と痛罵したことが報道されている。一方、与党保守連合内部でも選挙区から有権者の声を集めてキャンベラに戻ってきた平議員の間で現アボット体制に対する不満が高まっている。

 ABC放送は5州の与党保守連合の20%に相当する議員、大臣らに聞き取りしたことを伝えており、「アボット支持者も批判者もいるが全体の空気は悲壮だ」として、匿名で与党内の雰囲気を伝えている。また、昨年末には議員の間で首相事務室(特にピータ・クレドリン主席補佐官)に対する苛立ちが高まっていたが、今はアボット首相に対する不満に集中しているとしている。

 特に問題となるのはGP診察料や大学学費自由化など国民に不評な予算案を強引に打ち出し、反対を受けてあわてて引っ込めるという保守連合中枢部の態度に、「何が政府の方針なのか分からなくなっている」という不満が聞こえていた。また、アボット首相に「リーダーとしてもっと政治的手腕を磨いてもらいたい」としつつも、「もうすでに手遅れて」と考えている者も多く、党首交代しかないと考えている者も少なくないといわれている。

 アボット首相がこの空気に反論し、「前労働党政府の末路やVIC州政府の末路から学ぶことがあるとすれば、途中でリーダーを変えないということだ。一人のリーダーを支持し、最初の計画を断固守ることだ」と語っている。

 連邦議会は2月9日に再開される。(Ratei)
■ソース
Prime Minister Tony Abbott defends leadership as disgruntled MPs voice frustration

http://www.abc.net.au/news/2015-01-22/abbott-defends-leadership-as-internal-criticism-mounts/6033168

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