専門家集まりシャーク・サミット開催

サメと人間の共存を目指して

 9月29日、シドニーで国内・国外の海洋生物サメの専門家らが参加して「シャーク・サミット」が開かれた。サミットでは、サメを保護しつつ、人間がサメに襲われる被害を減らす対策を話し合っている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この会議は、今年になってNSW州各所の海岸でサメに襲われる死傷事故や海水浴場付近の水域でサメが目撃されるケースが増えていることから、NSW州政府が呼びかけて開かれ、タロンガ動物園に約70人の専門家が集まっており、NSW州政府が委託して行わせた第三者によるサメよけ技術調査の結果を中心に話し合うことになっている。

 サミットに先立ち、州政府は調査で挙げられたいくつかの技術を選択肢として発表しており、サミットでの結論を待って実地試験が行われる予定になっている。

 挙げられた技術には、電気サメよけバリア、可視的な物体によるバリア、ソナー技術、人工衛星と音響を使った技術、サメに発信器を備えたタグを取り付け、リアルタイムでサメの所在を追跡する技術などがある。ただし、調査では、「直ちに使えるのは海岸線でサメを監視する方式だけ」としている。ソナー技術では、オプタス社が開発したクレバーブイがある。これは沖合のブイでサメの接近を検知し、海岸のライフガードに警報を発するというもの。

 また、シドニー大学の公共政策問題のクリストファー・ネフ講師は、「過去3年間のデータを調べたが、サメに襲われる事件が起きている地域の住民の80%がサメ駆除に反対している。サメ駆除を主張するのはいつも政治家、政治評論家達だけだ。一般市民はもっと物事がよく分かっており、安全を図る対策があるはずだということも考えている」と語った。
■ソース
Shark summit: Electric fences could protect Australian beaches from ocean predator

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