「嵐が予報されている時に雲の種まきの必要があったのか」

TAS州立水力発電会社、人工降雨と水害の関係否定

 6月5日、TAS州立水力発電会社、「ハイドロ・タズマニア」社は、TAS州ダーウェント川集水域で飛行機を飛ばし、人工降雨のための雲の種まきを実施したが、翌6日、TAS州南部のウーズでウーズ川が氾濫し、農業従事者のトレバー・フォスターさん(81)が洪水に流されて死亡している。

 TAS州政府は同社から説明を求めると発表している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ウィル・ホジマンTAS州首相は、「マシュー・グルーム・エネルギー相がハイドロ・タズマニア社から事情釈明を求める」と語っているが、同社では、「ウーズの町ではん濫が起きた前日には雲の種まきを行った地域には洪水警報は発令されていなかった」と反論している。

 また、同社では、「雲の種まきは、自然に発生する雲を利用して降水量を増やすテクニックだ。これは人工降雨に適した雲に雨の核となる種を散布し、氷粒や雨滴を種の周囲に成長させ、雲からの降水量を増やすというものだ。洪水の被害を受けた人々には深く同情を述べたい。また、人工降雨プログラムに対して地元で懸念があることを理解している」発表している。

 しかし、「問題になっている種まきは洪水警報が出された地域では行っていない。事実、飛行当時、アッパー・ダーウェント地域には警報は出ていなかった。種まきの地域でもかなりの雨が降ったが過剰に降ったとは言えない。種まきはウーズ川洪水を引き起こしたものではない」と発表している。

 ジェレミー・ロックリフ副州首相は、「嵐の予報が出ている時に人工降雨を行うことが間違っているかどうか知らない。しかし、農家に訊いてみれば断言されるだろう。これまでも農家は、『人工降雨をされると自分の農地から雨が奪われると言って昔から反対している』と語った。
■ソース
Hydro Tasmania denies cloud seeding contributed to devastating Ouse floods

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