NSW州中北部海岸でザトウクジラ砂浜に乗り上げる

救出努力断念し、国立公園野生局員が薬殺

 6月9日、NSW州中北部海岸、コッフス・ハーバーの南の砂浜に若いザトウクジラが乗り上げた。10日朝の満潮時を待ってボートで沖に引き出すことも検討されたが、天候の悪化とクジラの容体の衰えのため、NSW州国立公園野生局員が薬殺した。

 現場はソウテルの海岸で、10日朝にはトロール漁船で沖に引き出す予定だったが、悪天候のため、漁船の船長が断念を決断した。

 クジラは9日早くに砂浜に乗り上げているが発見されたがその後容体の悪化が認められた。同日夜になって暗闇でクジラを沖に引き出すことは危険と判断され、獣医と訓練されたボランティアが一晩中クジラに付き添い、健康状態を監察しながら、体に水をかけ続けた。

 国立公園野生局のローレンス・オレル氏は、「クジラを苦しみから解放するため、安楽死を決めた」と語っている。

 オレル氏は、「安楽死はこれ以上クジラを苦しめないよう、福利のためだった」と語っている。

 この作業の間、浜は閉鎖され、10日午後にはクジラの死体も撤去された。

 ABC放送の報道によると、年間3万頭のザトウクジラがオーストラリア近海を回遊し、毎年平均10頭が砂浜に乗り上げている。

 サーフ・ライフ・セービングでは、「一般市民には現場に近づかないよう呼びかけが出ている」と話している。
■ソース
Stranded humpback whale euthanased after failed rescue attempt on NSW coast

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