【新年ビジネス特集2018】Souseikai International (SSKi)

日本の家族と離れ、オーストラリアに住む日本人の
家族の代わりとなる役割の仕事には、大きな責任とやりがいを感じます

Souseikai International(SSKi)創生会インターナショナル

シドニーで介護や高齢者向けのサービスを中心に事業を展開する きたいと思っています。創生会インターナショナル。オーストラリアではなかなか受けることができない、日本ならではのおもてなし精神のあるサービスが顧客から高い評価を得ている。同社の特徴や今後の展望を代表の沼田貴史氏に伺った。

――シドニーを拠点に同社のサービスを始めたきっかけをお聞かせください。

家族と共に渡豪し30年近く経ちますが、オーストラリアで老後を考えた時、身の回りをケアしてくれる日本人として安心して利用できるサービスがないことに気が付きました。また、オーストラリア在住の日本人には家族と離れて暮らす方々が多いため、将来的に介護などの福祉サービスに対して不安があるという声が多くあり、実際、自分の家族や友人が同じような不安を持っているのを長年見てきました。そこで、日本人が今後も安心してオーストラリアで暮らせるように、皆が安心して利用できる高齢者向けのサービスを立ち上げようと思ったことがきっかけです。

――高齢者向けサービスについてお聞かせください。

弊社には日本で看護士や介護士として働いてきた優秀な人材が多く在籍しているので、日本で仕事をした経験のあるスタッフにしかできない配慮が行き届いた、きめ細かいサービスを提供させて頂いております。また、数は少ないですが、看取りまでの介護もさせて頂き、非常にやりがいのある仕事だと思っています。

日本的なサービスの一例として、寝たきりの状況になっているオーストラリア人のお客様の髪の毛をスタッフのちょっとした気遣いで簡単に洗って整えて差し上げたという事がありました。日本では何でもないような事なのですが、ご本人やご家族の方々にこちらが驚くほど感謝して頂いたことがあります。ちょっとした例ですが、日本人の心の込もったケアは世界に誇れるものだと実感しています。

――沼田さんご自身がボランティアで精力的に福祉・医療についてセミナーなどを実施されているとお聞きしました。

在豪邦人コミュニティー・サポートでのセミナー風景
在豪邦人コミュニティー・サポートでのセミナー風景

弊社の取り組みではありませんが、私自身が在豪邦人コミュニティー・サポート(JASIC)という団体の運営に関わっています。同団体は、オーストラリアの医療や福祉制度をオーストラリアに住む日本人の皆様によく理解して頂き、オーストラリア人同様に活用して頂くことを目的として設立され、年2回のセミナーを中心に活動しています。

――家事代行・ベビーシッターのサービスも実施されているそうですね。利用者の反応はいかがでしょう。

弊社ではケア以外のサービスを「わせみーくん」ブランドで提供させて頂いています。家事代行サービスは、日本人とアジア圏からのお客様を中心にご利用頂き、日本クオリティーのサービスに大変満足して頂いています。

また、家事代行・ベビーシッターのサービスを組み合わせた産褥(さんじょく)シッターはオーストラリアでお産をされた日本人の方々に、家族の代わりとして安心して家庭の事を任せられるということで、大変好評を頂いています。日本で助産師をしていたスタッフも在籍しているため、専門知識を生かしたサービスを提供できているのではないでしょうか。

――日系の会社にしかできない日本品質のサービスとして、どのような点を大切に事業を行っていますか。

「安心」「安全」「信頼」をモットーに、快適なオーストラリア・ライフをサポートさせて頂けることができればと思っています。

例えばトイレやキッチンでふきんを使い分けるなど、多くの日本人にとっては「当たり前」のことがオーストラリアでは通用しない事が多々あります。「当たり前」の事を当たり前に行うことで、お客様に日本にいるのと同じように安心して業務を任せて頂けるように心掛けています。

――今後のビジョンを伺えますか?

2017年10月から新事業として、高齢者だけではなく、障がい者の方々を対象としたサービスも開始しました。障がい者の子どもを持つ日本人の方々がいることを日本人のソーシャル・ワーカーの方を通じて知る機会があり、こちらも日本人コミュニティーにとって必要なサービスであると思い、サービスを開始した次第です。

今後もオーストラリア在住の日本人の方々が安心して暮らしていけるサービスを提供していくのはもちろんですが、日本人の気配りあるサービスのすばらしさをオーストラリアのローカルの方々にも知って頂けるように、事業を展開していきたいと思っています。


沼田貴史
1989年に家族と共に渡豪。NSW州立大学(UNSW)材料工学科卒業後、NSW州立大学(UNSW)にて博士号(応用理学)を取得。その後、日本の大手鉄道会社にて研究エンジニア、オーストラリアの大手建材会社で技術者としての勤務経験を経て、2013年創生会インターナショナルを日本の社会福祉法人創生会と共に設立し、代表に就任。翌年から高齢者サービスの準備と共に家事代行・ベビーシッター・サービスの「わせみーくん」を開始する


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