季節の巡りと陰陽五行説

陰陽師・橋本京明の開運指南、「ラスト陰陽師」橋本京明が、毎日を笑顔で過ごせる開運方法を指南!

第35回
季節の巡りと陰陽五行説

日本の7月は梅雨も明け、日差しの強い夏の始まりです。夏になると太陽を思わせるオレンジ色や黄色を基調とした服を着た人を多く見かけるようになりますが、目にする色が季節を感じさせることもあるでしょう。

ところで「青春」「朱夏」「白秋」「玄冬」という言葉を聞いたことはありますか?それぞれ季節の前に「青」「朱=赤」「白」「玄=黒」の色が記されており、これらの言葉は中国の陰陽五行説に由来しています。五行説については以前お伝えしましたが、この世のあらゆる自然現象や人事現象は「木、火、土、金、水」の5つのいずれかに属します。春は青色、木々が青々と芽吹く季節です。夏はさんさんと輝く太陽の朱(赤)。秋は収穫後の白色。冬は雪雲の玄(黒)色となります。

また、「青春」「朱夏」「白秋」「玄冬」は人生にも例えられます。「青春」は字の通り青春時代を示し四季で言うと「春」に当たります。青二才や青臭いなどの表現があるように青には未熟という意味があり、生涯において1人立ちするための準備の年代になります。「朱夏」は、人生の真っ盛りの年代、主に壮年時代を指す言葉として用いられ、人生を愉しみ謳歌する時期、希望や志を育てて成熟させる壮年期。「白秋」は生涯において人間的に落ち着き深みの出てくる年代、主に人生の実りを収穫する中年期・熟年期を指す語として用いられ、季節では「秋」にあたります。さらにその後を「玄冬」といい季節は「冬」です。次の世代へと伝承し落葉する老年期に入る頃です。また玄冬は、芽吹くための土壌作りの時期ととらえ「幼少期」に当たるという説もあり、玄冬、つまり老年期は人生の終わりを指すのではなく、次の世代につながっていくものとの考えです。

五行説では、木火土金水がそれぞれ「相生(そうじょう)(互いを生みだし伸ばし合う)」と「相剋(そうこく)(互いに制し滅し合う)」の相を持っています。季節が巡るように、人間も生まれてただ死んでいくだけではないということを意識しなければなりません。どこかで道を外してしまうと相剋となり滅んでしまいます。人生もその世代世代を次に結びつくようにしっかりと生きていくことで相生となり、自分の人生も年齢と共に実り、そして新たな世代を生み出していくのです。



☆プロフィル
著者・橋本京明◎神官の家系に生まれ、幼いころから念視・予知、霊感・霊体験をし、小学2年生で四柱推命、紫微斗数、奇門遁甲などの占いを学び始める。その後、数々の寺院で修行。高校卒業後は会社に勤めながら占いの個人鑑定を開始し、2008年に独立。「ラスト陰陽師」としてメディアにも多数出演。現在は東京都にオフィスを構え、個人鑑定を行っている。

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