自分の行いを省みる大切な行事

「ラスト陰陽師」橋本京明が、毎日を笑顔で過ごせる開運方法を指南!
 

第12回 自分の行いを省みる大切な行事

日本では古来より8月13日から16日までの4日間を盂蘭盆(うらぼん)と言います。お盆には先祖や死者の安寧を祀るということが儀式の基礎となっています。13日は迎え盆(お盆の入り)と言われ、夕方に仏壇や精霊棚(しょうりょうだな)の前に灯りを灯した盆提灯(ぼんちょうちん)を置き、庭先や門口に皮をはぎ取った麻の茎(麻幹(おがら))を焚きます。この灯りと炎を「迎え火」と言い、ご先祖さまが迷わず家に戻れるように知らせる役目をしています。また、先祖の墓が家の近くにある場合には、お墓の前で盆提灯や盆灯籠を灯し、お墓から家までを案内します。精霊棚にはお供え物とともに「精霊馬(しょうりょううま)」と呼ばれるきゅうりやナスで作る動物を用意します。これは、4本の麻幹あるいはマッチ棒、折った割り箸などを足に見立てて差し込み、馬、牛とするものです。きゅうりは足の速い馬に見立てられ、ご先祖様があの世から馬に乗って少しでも早く家に戻ってこられるようにという思いが込められています。また、ナスは歩みの遅い牛に見立てられ、この世からあの世にゆっくり帰っていただくとともに、お供え物を牛に乗せてあの世へ持ち帰ってもらうとの願いが込められています。

お盆には仕事や結婚で家を離れた家族も帰郷し、揃ってお墓参りをしたりご先祖さまに感謝と供養をする大切な行事でもあります。そのため、日本では会社やお店もお盆の期間を休みとしているところも少なくありません。

お盆の最後の16日は送り盆(お盆の明け)と言われ、その日の夜にご先祖さまは再びあの世へ帰られるとされています。この時、迎え火と同じ位置に今度は「送り火」を焚き、再び帰り道を照らしてお送りします。私たちは自らを省みることもなく、忙しく毎日を送っていることが日常となっていますが、お盆の行事を通じて“ご先祖さまのおかげで今の自分が存在しているのだ”ということ感じ、感謝して、自分の行いを省みることはとても大切な行いなのです。


☆プロフィル
著者・橋本京明◎神官の家系に生まれ、幼いころから念視・予知、霊感・霊体験をし、小学2年生で四柱推命、紫微斗数、奇門遁甲などの占いを学び始める。その後、数々の寺院で修行。高校卒業後は会社に勤めながら占いの個人鑑定を開始し、2008年に独立。「ラスト陰陽師」としてメディアにも多数出演。現在は東京都にオフィスを構え、個人鑑定を行っている。

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