食はメルボルンにありーー香港式本格飲茶3選/それでも恋するメルボルン

それでもするメルボルン

食はメルボルンにありーー香港式本格飲茶3選

小籠包、ハ叉焼包、ハーガウ(海老シュウマイ)は店の味が分かるひと皿。スパイシー・サワー・スープなどスープ類もお薦めだ
小籠包、ハ叉焼包、ハーガウ(海老シュウマイ)は店の味が分かるひと皿。スパイシー・サワー・スープなどスープ類もお薦めだ

メルボルンに移住して早8年。長く住むほどこの街の食文化の豊かさと深さに驚くことが多い。世界中から集められた食材と各国の料理がこんなにも身近に堪能できるとは、住む前には全く想像していなかった。安易に味をローカライズせず、本場の味を貫いている店に出合った時はまさに「宝物」を見つけた気分になる。

本場の飲茶(やむちゃ)を味わったのは香港に仕事で長期滞在していた時だった。香港式飲茶はカートに竹製の蒸篭(せいろ)を積み重ねて、円卓の間を縫うようにして回る。香港人の友人曰く、「昨今の香港ではそのワゴン式飲茶を出す店が少なくなっている」そうだ。しかし、幸運にもメルボルンには、この昔ながらの飲茶スタイルが楽しめる店が数店残っている。その代表格が、市内各地に店舗がある「Gold Leaf Chinese Restaurant」、グレン・ウェーバリーに店舗を構える「Imperial Chinese Restaurant」、有名店Shark Fin Inn」のキーズボロー店だ。「Gold Leaf」は支店が多く、個々の量が多くリーズナブルに飲茶を楽しめる人気店。難点はカートの数が少ないため、一度に蒸篭を数個取っておくことをお薦めする。

ワゴンの中にある蒸篭の中身を見せてもらってから頼むのがコツ。そこにない料理はメニューからオーダーができる
ワゴンの中にある蒸篭の中身を見せてもらってから頼むのがコツ。そこにない料理はメニューからオーダーができる

「Imperial Chinese Restaurant」は飲茶の種類が多く、どれを食べても味に外れがない。シティーから遠いにもかかわらず、同店を目当てに足を運ぶ中国人家族で週末のランチは満席だ。シティー内に本店がある「Shark FinInn」は1980年から営業している言わずと知れた人気店で、シーフードはもちろん、使用している食材の質が高い。唯一の郊外店で、カート式で提供してくれるキーズボロー店は300席以上ある大型店で、香港さながらの雰囲気で飲茶を味わうにはぴったりの店だ。

メルボルンのおいしさを伝えたいと、2014年から始めた本コラムは今回で最終回を迎える。多くの読者の皆様に読んで頂き、ウェブサイトではたくさんの「LIKE」を押してもらい、この場をお借りして心より感謝を申し上げたい。「食」は人生を謳歌するためのエッセンスの1つ。今後も皆様がたくさんの「おいしい喜び」に出合えますように。

■Gold Leaf Chinese Restaurant
Web: www.goldleafrestaurant.com
※Docklands (Harbour Town, Water Front)、Burwood、Preston、Springvale、Sunshine店がある。店舗と曜日により飲茶の営業時間が異なるため、ウェブサイトで要確認

■Imperial Chinese Restaurant
546 Waverley Rd., Glen Waverley
営業時間:月~金11:30PM~3PM、5:30PM~10:30PM、土・日11PM~3PM
Tel: (03)9802-6787

■Shark Fin Inn
50 Little Bourke St., Melbourne(CBD店)、328 Cheltenham Rd., Keysborough(キーズボロー店)
※店舗により営業時間が異なる
Tel: (03)9662-2681(CBD店)、(03)9798-8788(キーズボロー店)
Web: www.sharkfin.com.au


大木和香
泣いたり、笑ったり、怒ったり、メルボルンで暮らす毎日はいろいろなことがあるけれど、日々発見することがたくさん。2児のママ・エディターが綴る、メルボルンのおいしいもの情報。インスタグラムでは「日々の徒然」や「食いしん坊日誌」を、ブログではメルボルンのお店やライフスタイルも紹介している。
講談社「Mi-mollet」ブログ(www.mi-mollet.com/category/blog-oki
インスタグラム(@waka_melbourne

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