煮込まずにささっと出来上がる「タイのグリーン・カレー」

簡単! 多国籍キッチン
多国籍なオーストラリアの簡単で美味しいレシピを紹介。

煮込まずにささっと出来上がる「タイのグリーン・カレー」
(文・写真=ランス陽子)

さっと炒めてひと煮立ちさせたら完成する、簡単タイ・カレー。ココナッツ・ミルクのコクと赤ピーマンの甘みがたまらない
さっと炒めてひと煮立ちさせたら完成する、簡単タイ・カレー。ココナッツ・ミルクのコクと赤ピーマンの甘みがたまらない

暦の上では3月から秋とはいえ、まだまだ暑さの厳しいQLD州。暑い季節に食欲が進むカレーのレシピを教えてくれたのは、タイ出身で既に約20年もゴールドコーストに住んでいるジラスーダさんだ。カレーといえば煮込み料理というイメージがあるが、今回のレシピは沸騰したら出来上がりという短時間で作れるカレーなのだそうだ。

「グリーン・カレーは、具材に牛肉や鶏肉を使ってもいいですし、野菜も何を使ってもおいしくバリエーションの広い料理。今回は、火を通し過ぎずにささっといためて使える具材で簡単なレシピにしてみました」とジラスーダさん。

グリーン・カレーの素となるペーストはオーストラリア中のスーパーマーケットで販売されており、「商品により、使用するペーストの量は若干変わるかもしれません。ラベルに書かれた調理方法を見て量を加減してください」と言う。ラベル通りの量だと日本人にとってはかなり辛いと感じられることが多いため、辛いものが苦手な人は少なめに加減しよう。

「辛い物が大好きな人は、このレシピに更に生の唐辛子を細切りにして入れるとおいしいですよ。牛肉は、もちろんリブ・フィレなど高価な牛肉を使えば柔らかく仕上がりますが、お手頃なランプ・ステーキでも細切りにしてさっと火を通せば大丈夫です」

今回のコツは、具材全てに火を通しすぎないことだ。

「牛肉は、強火で表面に焼き色が付いたら火から下ろして別にしておきます。野菜も、さっといためて少ししんなりしたらすぐにココナッツ・ミルクを加えます。ぐにゃぐにゃになり過ぎないようにしてくださいね」

このレシピでは赤い食材を多く使うため、カレーの色が少し黄色がかって仕上がるのも特徴だろう。

「もっとグリーン感を出したい時には、今回の野菜の代わりにズッキーニとインゲンで作ってもおいしいですよ」とジラスーダさん。また、カレーに砂糖を入れるというのは、日本人にとっては面白い感覚だ。

「タイ料理では甘みというよりコクを出すために砂糖を入れることが多いですね。タイのレストランではテーブルに魚醤や唐辛子と一緒に、塩ではなく砂糖が置いてあるくらいです」

コクのある簡単カレーで、暑い季節を乗り切ろう。

自分で作ってみよう!

(4人分)

グリーン・カレー・ペースト 大さじ1~2(好みで調整)
牛肉(ランプ・ステーキ) 1枚
赤タマネギ 1個
赤ピーマン(カプシカム) 1個
刻みネギ(スプリング・オニオン) 少々
ココナッツ・ミルク 1缶(400ml)
砂糖 小さじ1.5
フィッシュ・ソース(ナンプラー) 大さじ1
100cc
調理油 少々

作り方

① 牛肉、赤タマネギ、赤ピーマンは約1センチ幅の細切りにする。

② フライパンに調理油を引き、牛肉を強火でいためる。かき混ぜ過ぎず表面に焼き色を付け、表面から赤味が消えたら火から下ろして皿に載せておく。

③ 同じフライパンで赤タマネギと赤ピーマンをさっといため、少ししんなりしたら火を止める。

④ 別のフライパンを熱し、調理油を入れてグリーン・カレー・ペーストを弱火でさっといためて香りを出す。ココナッツ・ミルクを入れて混ぜ、ペーストを伸ばす。

⑤ ④に③の野菜を入れ、水と砂糖を加えて強火で沸騰させる。沸騰したら②を加えて軽く混ぜる。

⑥ フィッシュ・ソースを加えて味を調える。皿に盛りネギを散らして飾る。


ジラスーダさん
タイ出身。20代の頃は人気タイ料理店のウェートレスとして働いていた。幼い頃はタイのTVでよく「ドラえもん」を見ていたという日本びいきの主婦。

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