歯医者に行きたがらない4歳の子ども、いい方法は?

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医療

Q

4歳になる子どもが歯医者に行きたがりません。虫歯がないか心配です。どうしたら良いでしょうか。(32歳女性=主婦)

A

いつごろから子どもを歯医者に連れて行けば良いか?

子どもが歯医者を怖がるのは、ごく普通なことです。実際に私も子どもの時、歯医者に行くのが大嫌いでした。

歯科通いの習慣を作る上で、一番お薦めなのが、お子さんが小さい時から、お母さん・お父さんが歯科検診や虫歯治療を受ける際に子どもたちも一緒に連れて行くという方法です。実際に自分の親が治療を受けている歯医者だと、子どもも安心し、歯医者に行くことに慣れていきます。

一般歯科クリニックでも、小児歯科専門家が勤務しているクリニックがあり、そうした所は小児歯科専門のクリニックよりも価格がリーズナブルなのでお薦めです。

小児歯科治療について

シーラントで歯の溝を埋めた状態(乳歯の断面図)
■シーラントで歯の溝を埋めた状態(乳歯の断面図)

乳歯に関しては、エナメルの部分が永久歯に比べて薄く、歯の中の神経の割合が大きいという特徴が挙げられます。そのため、虫歯を早期に発見しないと虫歯が歯の神経に達してしまい、歯髄炎を起こしやすくなります。

更に乳歯は、深い虫歯などがあるとその歯が自然に永久歯に生え変わる前に抜けてしまうことがあります。未熟なまま早期に乳歯を失ってしまうことにより、永久歯の生え方に影響が出てしまい、矯正治療をして歯並びを治さないといけないことがよくあります。

また、治療の前段階の予防について、オーストラリアでは「Fissure Sealant(フィッシャー・シーラント)」と呼ばれる歯の噛み合わせの溝にシーラントを入れることにより、虫歯ができるリスクを大幅に減少できる予防法があります。シーラントとはプラスチック樹脂の1種で、処置が非常に簡単で痛みのない治療のため数年間持続します。歯磨きなどに対する意識がまだ強くない子どもにとって、非常に有効的です。

*オーストラリアで生活していて、不思議に思ったこと、日本と勝手が違って分からないこと、困っていることなどがありましたら、当コーナーで専門家に相談してみましょう。質問は、相談者の性別・年齢・職業を明記した上で、Eメール(npeditor@nichigo.com.au)、ファクス(02-9211-1722)、または郵送で「日豪プレス編集部・何でも相談係」までお送りください。お寄せいただいたご相談は、紙面に掲載させていただく場合があります。個別にご返答はいたしませんので、ご了承ください。


ノックス・キム院長
シティ・ワールドタワー歯科(Dental Clinic @ World Tower)

オーストラリア・シドニー大学歯科学部を卒業。キャンベラやストラスフィールドで勤務した後、03年にワールドタワー・レーザー歯科を開院(東京・大阪・名古屋・千葉・京都・アメリカに提携クリニックあり、医療法人スワン会グループ)。一般歯科治療の他にも多くの歯科関連資格を保持。インビザライン特別推薦ドクター。東京臨床協会(SJCD)、アメリカ審美歯科学会会員。シドニー大学臨床講師

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