AUS教育システム/ハイ・スクールでの言語科目選択

Education Systems Q&A AUS教育システムのしくみ

日本とは異なる教育システムに戸惑うママ&パパの疑問・質問に専門家がズバリお答えします。

ハイ・スクールでの言語科目選択

Q: 現在イヤー8の子どもが、イヤー9での選択科目を決めています。「Contextコース」は通っている学校では教える予定がありません。オープン・ハイ・スクールかコミュニティー・スクールで授業を取ることになり、イヤー9またはイヤー10で受講する場合、学校の単位とは別に行うということでした。HSC(Higher School Certificate)でContextコースを取る場合、単位外で学ぶことでContextコース受講資格がなくなったりしないのでしょうか? また、小学校高学年で1週間ずつ日本帰省時に受けた小学校体験は受講資格に影響しますか?

まず始めに、オープン・ハイ・スクール(Open High School)は、昨年よりニュー・サウス・ウェールズ・スクール・オブ・ランゲージ(NSW School of Language)と呼び名が変わりました。サタデー・スクール(Saturday School)は、正式には「The Saturday School of Community Languages Chatswood Centre」(SSCL)です。

ご相談者の方がおっしゃるように、学校で選択科目に日本語がない場合、ニュー・サウス・ウェールズ・スクール・オブ・ランゲージで勉強することになります。サタデー・スクールのイヤー9、10のクラスは毎年必ずあるクラスではないようですが、一定以上の人数が集まればクラスが開かれる可能性があるので、希望者はまず申し込んでみましょう。

さて、今回の場合、学校から学校の単位外で取るように言われたようですね。もし、ご相談者のお子さんがイヤー9、10で日本語を取った場合、コンティニュアーズ・コース(Continuers)の教科書、進度によってはエクステンション(Extension)の教科書を使用してレッスンをするようです。ですからHSCの科目選択においては既に勉強しているコンティニュアーズを選択することはできませんが、Contextコースを取るのは問題ないと思います。

日本帰省時、小学校で数週間の体験入学をした程度では、HSCの科目選択に影響はありません。詳しくは、HSC日本語委員会のウェブサイトをご覧ください。また、通っている学校から保護者が日本人だということだけで、Contextやランゲージ・アンド・リテラシー(Language and Literacy=旧Background)を強いられている人も不服申し立てをすることができますので、その件につきましてもHSC日本語委員会のウェブサイトをご参照ください。

■HSC日本語委員会
Web: www.hscjapanese.org.au/blank


内野尚子(うちのなおこ)
96年よりシドニー在住。11年間ローカルの幼児教育機関で教師「Authorized Supervisor」を務める。元日本語補習校代表兼教師。幼児から大人のための学習教室「Universal Kids」の代表。Universal KIDSやNPO日豪教育サポート・グループを通して、在豪日本人のための現地教育のシステムや、バイリンガルなどの教育の情報共有に努めている。

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