新年あいさつ

新年あいさつ

オーストラリア連邦首相


ケビン・ラッド


新年あいさつ

日豪プレスの読者の皆様とスタッフの皆様に、幸福と繁栄を祝う新年のご挨拶をさせていただくことができ、たいへん光栄に思っております。最も長い歴史と高い評価を誇る日本語の新聞、日豪プレスは、日系オーストラリア人の皆様と、日本からオーストラリアを訪れ、この国に在住されている皆様に、情報とニュースを提供する上でたいへん重要な役割を担っておられます。

オーストラリアは先進国であり、すべての人が自分の文化的価値を表現し、分かち合う自由を持っている多様性のある国です。オーストラリアの日系コミュニティーは、その活力のあるダイナミックな文化と伝統を維持し、分かち合おうと努力されており、オーストラリアの多文化的タペストリーをより豊かに織り上げることに貢献されています。

さて、オーストラリアは日本との親密な確固たる友好関係を享受し続けています。日本はわが国の最も親しい隣国の1つとして、民主主義、自由、人権、そして安全保障の価値観を共有しており、オーストラリアの最も重要な外交政策関係の一端を担い続けています。

日本とオーストラリアの友好関係は、私たち1人ひとりの強い絆によって証明されています。2008/09年度は、40万人もの日本の皆様が来豪され、24万2,000人のオーストラリア人が日本を訪れ、そして09年7月現在、オーストラリアの日本人留学生の数は9,000人にも上っています。オーストラリアと日本は100近い姉妹都市関係を享受しており、毎年約3,000人のオーストラリアの学校の学生や生徒たちが、姉妹校の交換留学生プログラムで日本を訪れています。

さらに09年1月には日豪社会保障協定が発効されました。私は両国の友好関係が繁栄し続けているのを楽しみにしております。

改めまして、日豪プレスの読者の皆様とスタッフの方々、そしてそのご家族やご友人の皆様に、今年がたいへん素晴らしい1年になりますよう、祈願申し上げます。


新年あいさつ

駐オーストラリア
日本国特命全権大使

小島高明


新年あいさつ

日豪プレス読者の皆様、新年あけましておめでとうございます。私は、着任以来昨年までに、豪州のすべての州・地域を訪問させていただきましたが、日本の約20倍の面積を有する豪州の広大さを改めて実感するとともに、邦人の皆様がそれぞれの地でご活躍され、日豪関係の発展に努力されている姿を直接拝見させていただくことができました。両国の友好関係強化の一端を担うものとして、日ごろの皆様のご尽力に改めて敬意と感謝を申し上げます。

日豪関係は、長年にわたる相互補完的な経済関係から、今や、民主主義、市場経済、法の支配などの基本的価値観を共有する包括的・戦略的パートナーとしての関係が構築されてきています。中国の急速な経済的台頭を含め、これまでの日豪関係を取り巻く外的環境が変化してきていることは事実として認識される必要がありますが、日豪関係は今や二国間の文脈を超えて地域およびグローバルな潮流の中で捉えられるべき時期に来ています。

昨年、日本では政権交代という大きな政治的変化がありました。政権誕生直後の9月下旬に行われた鳩山総理とラッド首相の首脳会談において、二国間関係の重要性や日豪を取り巻く環境についての基本認識は一致しています。新政権の下においても日豪関係はますます進展していくものと信じる次第です。

昨年1年間の日豪関係の進展をごく簡単に振り返ってみたいと思います。まず二国間関係では、ラッド政権誕生後の初の日本の閣僚訪問として、4月下旬に中曽根外務大臣(当時)が豪州(メルボルンおよびパース)を訪問し、ラッド首相、スミス外務大臣、バーネットWA首相と有益な意見交換を行いました。

昨年は3回の日豪首脳会談が開催され、7月には麻生総理(当時)とラッド首相の間で、また、9月および12月には鳩山総理との間で開催されています。EPA(経済連携協定)交渉については昨年中に3回の交渉会合が行われ、幅広い分野について有益な意見交換が行われました。また、10月にクリーン貿易大臣が訪日し、第1回日豪貿易経済大臣会合が開催されました。さらに日豪間の人的交流を積極的に推し進めるべく、豪州若手政治家交流、豪州若手社会人50人招聘、豪州日本語履修大学生50人招聘の各種プログラムが実施されました。

また、9月に第4回日米豪閣僚級戦略対話が開催され、アフガニスタン、パキスタンの安定と復興に向けた国際社会の支援の重要性、北朝鮮問題などについての協議が行われました。

さらに、グローバルな取り組みとして2008年の日豪首脳会談を受けて日豪共同イニシアティブとして立ち上がった「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会」の会合は昨年中に3回開催され、提言をとりまとめた報告書が12月、東京において同委員会の共同議長である川口順子元外務大臣およびギャレス・エバンス元外務大臣から鳩山総理およびラッド首相に手渡されました。

気候変動問題については、10月に行われた岡田外務大臣とクリーン貿易大臣との会談で、今後の国際交渉の進展に向けて、日豪間が二国間および多国間の枠組みで協力強化していくことで一致しており、12月に開催されたCOP15における政治合意文書作りにおいても日豪は緊密に協力しました。

以上のように現在の日豪両国は、お互いを良きパートナーとして非常に良好な関係にあります。そして、この関係を将来にわたりますます着実に進展させていき、次の世代に譲り渡していくことが、私たち在留邦人の大きな責務の1つであると確信しております。今後とも在留邦人の方々のご支援、ご協力のほど宜しくお願いいたします。

平成22年(2010年)が皆様にとって実り多き1年となりますことを心よりご祈念いたします。

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